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犬がりんごを食べるとどうなる?与えるときに気をつけるべきこととは?

この記事は約8分で読めます。

月齢の浅い犬は色々なものに興味を持ち、私たち人間が食べている物を欲しがったりしますが飼い主さんによっては、可愛さのあまり、つい与えてしまうことありませんか?

今回の『ワンコだより』は果物のりんごについてのお話になります。あなたの愛犬がりんごを食べてしまった場合、「大丈夫かな?」と頭をよぎったりすることもあるかも知れません。今回は犬が、りんごを食べるとどうなるのか?つい与えてしまった!そんな不安を解消していきたいと思います。

結論から言うと犬がりんごを食べることは、いくつかの注意点を守っていただければ与えることに問題はありません。なぜ、問題がないのかと注意点について見ていきます。

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犬がりんごを食べても大丈夫な理由

『一日一個のりんごは医者を遠ざける』という西洋のことわざがあります。勿論、これは犬に対してではなく人についてのことわざですが、犬に対しても当てはまることが多くあります。まず第一に犬の体に害を及ぼすような成分が葡萄や玉ねぎとは違い含まれていないことと、犬の健康に役立つ栄養素が多く含まれているからです。

しかしながら、主食となる現在のドックフードにはバランス良く各栄養素が含まれているため積極的にりんごを与える必要はなく、あくまでも、おやつとして与えるかトッピング程度に抑えるのが望ましいようです。

以上をふまえた上で犬がりんごを食べることでもたらされる効果について見ていきます。

病気予防効果が期待できる

リンゴに含まれている栄養素にはポリフェノールをはじめとしてカリウムビタミン群食物繊維クエン酸りんご酸などの豊富な栄養素が含まれており、人間のみならず愛犬の病気予防にも効果が期待できます。それでは、それぞれの栄養素の効果について見ていきます。

腸内環境が整えやすくなる

食物繊維に含まれる水溶性のペクチンは腸内にたまった不純物を体外へ排出するするので、整腸作用に効果があります。さらに、腸内の悪玉菌を減らし善玉菌を増やす働きを助けて腸内環境を整えることから、便秘気味の愛犬には改善が期待出来ます。(食物繊維の含有量は1.9g)

疲労回復や高血圧、老化防止効果

犬の疲労回復と高血圧、老化防止に役立つりんごに含まれる栄養素として「ポリフェノール」「カリウム」「クエン酸、リンゴ酸」があります。

「ポリフェノール(100種類以上のポリフェノールが含まれ、それらをまとめてりんごポリフェノールと呼びます)りんごポリフェノールに含まれているプロシアニジンはビタミンC以上に抗酸化作用が強く、体内で発生する有害な活性酸素を無害化し細胞の老化や損傷を防ぐことで老化防止や血行改善、アレルギー抑制、高血圧の予防やがん細胞の生成を抑えるなど病気の予防に効果があると言われています。りんごを与える際にはポリフェノール『アントシアニン』や、それ以外にも食物繊維やビタミンCを多く含んでいる皮ごと与えると効果的です。[ポリフェノールの含有量は100あたり約58mg]

「カリウム」は体液の浸透圧を調整する作用があり、体内の不要な塩分を尿と一緒に体外へ排出することで高齢犬が患いやすい腎臓病や高血圧の予防にもなります。また、リンゴに含まれる水溶性の食物繊維は毒素を体外へ排出する働きがあるため、りんごを食べることで腎臓の負担を助ける効果も期待できます。(カリウムの含有量は120mg)

ただ、実際に腎臓病を患っている場合にはりんごを食べることで症状が改善されるということはありません。逆にカリウムの摂取を控えた方が良い場合もありますので、腎臓病を患っている子の場合は動物病院で相談されることをお勧めします。

「リンゴ酸、クエン酸」は天然の有機酸で体内での代謝を活発に行うことで、運動によって溜まった疲労物質の乳酸を効率よく分解することで疲労回復や活力維持につながります。特に激しい運動をした後の愛犬に適量のりんごを与えることで自然と無理のない疲労回復が望めます。(リンゴ酸、クエン酸の含有量は皮なしで約0.5g、皮つきで約0.4g)

また、クエン酸はシュウ酸カルシウム尿石の予防にも有効だと言われています。

ただ、すでに発症しているシュウ酸カルシウム尿石には外科的治療が必要。クエン酸での治療はできません。

免疫力アップが期待できる

りんごに含まれている栄養素の中でビタミンCビタミンB1B6Eなどのビタミン群は免疫力アップに効果があります。また、ペクチンという水溶性食物繊維も腸内環境を整えることから免疫力アップに役立ちます。また、腸の働きを活発にし消化吸収を助けます。さらに、食物繊維は満腹感を持続しやすいため無駄な食欲を抑える効果もあります。(ビタミンCの含有量6mg、B1の含有量0.02mg、B6の含有量0.04mg、Eの含有量0.4mg)

ただし、健康な犬の場合は自らの体内でビタミンを作ることができるので過度に摂取する必要はありませんが、ストレスを感じているようなときや高齢犬などにはとても良いと思われます。また、食材以外に免疫力をアップさせるには毎日の散歩や適度な運動と質の良い睡眠は欠かせません。

上記( )内の数字は100gあたり 参照元:一般社団法人 青森県りんご対策協議会

リンゴを与えるタイミング

愛犬にりんごを与えるベストなタイミングは、散歩や激しい運動をした後や食事時にトッピングとして与えるか、食後に与えるのがよいでしょう。理由としては運動後の疲労回復と水溶性食物繊維は消化吸収を助けるので食後に与えるのが効果的です。

犬がリンゴを食べるときの注意点

種や芯は与えない

はじめに、りんごの果皮には農薬などが微量ながらも残っている可能性もありますのでよく洗うようにしましょう。また、リンゴの種や芯、葉、茎にはアミグダリンというシアン化合物が含まれています。アミグダリン自体には毒性はありませんが、犬がリンゴを食べることで一緒に種や芯まで食べてしまうと、消化の過程で有毒なシアン化水素が発生し中毒を引き起こすリスクが高くなります。ですので、リンゴを与えるときは種や芯、葉、茎は確実に取り除きましょう。

仮に食べてしまうと3時間以内に痙攣や嘔吐、呼吸困難などの症状を引き起こす可能性があります。「食べてしまった」と思わるときは迷うことなく動物病院での診察を受けましょう。

稀にアレルギー症状を起こすことがある

りんごには少量(0.2g)ではありますがたんぱく質が含まれています。アレルギー反応は体内の免疫機能がたんぱく質に対して異常に反応をして起こります。また、既にブタクサ、ヨモギ、シラカバ、スギなどにアレルギーを持っている愛犬の場合には与えないことが大切です。発症した場合には皮膚の赤みや痒み、下痢や嘔吐などの症状がみられますので病院での診察を受けることをお勧めします。

上記( )内の数字は100gあたり 参照元:一般社団法人 青森県りんご対策協議会

食べやすい大きさにしてあげる

愛犬がリンゴを食べる時に注意をしたい点に大きさがあります。犬には野生の時代からの習性が残っていて、他の動物に奪われるのを防ぐために噛まずに丸のみをすることが多くありました。今でもその習性が残っているため、それが好物であればなおさら、取られる前に急いで噛まずに飲み込んでしまうこともあります。

ですので、大きさはとても大切になります。「口に入ればOK」という感じで大きな塊のままあげてしまうのは、とても危険です。噛まずに飲み込んでしまって喉や食道に詰まってしまうと呼吸困難を引き起こすこともありますので、絶対に避けましょう。

では、安全な大きさはとは、厚さを2㎜程度にスライスをし、それを一口大に細かく食べやすい形にカットして一切れずつ与えるようにしましょう(おやつの場合)。主食にトッピングする場合はもう少し細かく。

万が一喉に詰まらせてしまった場合には、つい慌ててしまい無理に自分たちで取り除こうとすると、飼い主さんが噛まれたり、口腔内を傷つけてしまうこともありますので、すぐに動物病院での診察を受けましょう。

仔犬や老犬には食べやすさを工夫する

仔犬や老犬は噛む力が弱いので細かくみじん切りにするか、すりおろしたものを少量ずつ何回かに分けて与えるのが良いでしょう。すりおろす場合は皮も一緒に。

すりおろす場合は、時間をあけずにすぐ与えるようにしましょう。りんごポリフェノールは酸化しやすく金属と反応するため容器は陶器かプラスチックが良いでしょう。

犬の大きさで与える量を変える

愛犬の身体によいと言っても、愛犬の大きさやりんごの大きさもありますので適量について見ていきます。理想的なのは1日に必要なカロリーの10%程度です。リンゴの他にもおやつを与える場合には、どちらかを減らして調整をしましょう。下記は避妊、去勢手術済みの成犬の場合になります。

●りんご1日当たりの摂取量の目安(一般的なりんご1個当たりのカロリーは270gで約150Kcalの場合)
超小型犬(5㎏未満)5㎏の場合374Kcalが必要で、その10%37.4Kcalはりんご約1/4個
小型犬(6~10㎏)10㎏の場合630Kcalが必要で、その10%63Kcalはりんご約1/3個強
中型犬(11~20㎏)20㎏の場合1,059Kcalが必要で、その10%105,9Kcalはりんご約3/4個弱
大型犬(21~40㎏)40㎏の場合1,781Kcalが必要で、その10%178,1Kcalはりんご約1個と1/2

※上記摂取量は愛犬の健康状態や年齢によっても異なりますのであくまでも一つの目安として参考にしてください。

まとめ

りんごには犬の健康を助ける栄養素も多く含まれていますので、犬がりんごを食べることは問題はありませが、過剰摂取は逆に健康を損ねる可能性もありますので、与える際には適切な量を守りましょう。また、注意しなければいけない点もいくつかありますので十分に気をつけて、間違いのない様にしましょう。

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