先住犬コタローのてんかん記録① 犬のてんかん発作|突然起きた発作その時の状況と初期対応

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それは、何の前触れもない朝でした。

いつも通りの時間。
いつも通りの行動。
そして、いつも通りに始まるはずだった一日。

その日突然、愛犬コタローに発作が起きました。

当時の私は、それが「てんかん発作」だとは思ってもいませんでした。
ただ目の前で起きている出来事に、戸惑い、見守ることしかできませんでした。

この記事は、
・発作が起きた当時の記録
・動物病院での診断と初期対応
・そして今振り返って思うこと

をまとめたものです。

同じように突然のてんかん発作に直面した方が、
少しでも落ち着いて対応できるように。

当時の記録を、できる限りそのまま残します。

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てんかん発作が起きた日の状況(当時の記録)

2021年3月8日 朝5時半頃

前日も前々日も、体調に変化はありませんでした。
いつも通り私が起床し、リビングへ向かうと、愛犬コタローも後を追ってきました。

私が立ち止まった瞬間、突然ふらつき、その場に倒れ込み、全身の痙攣が始まりました。

あまりにも突然の出来事に、頭が真っ白になりました。
何が起きているのか理解が追いつかず、ただその場で見守ることしかできませんでした。

体が硬直し、小刻みに震える姿を見ながら、
「どうして?」「何が起きているの?」と心の中で繰り返していました。

痙攣は約20秒。

時間にすれば短いのかもしれません。
けれど、その瞬間はとても長く感じられました。

発作が治まると、自力で立ち上がりました。
多少のふらつきはありましたが、2〜3分ほどぼーっとした後、普段通りの様子に戻りました。

失禁はありませんでした。

この時点では、それが「てんかん発作」だとは思いもしていませんでした。

2021年3月27日 午前1時頃

2回目は、就寝中に起きました。

突然ベッドの上で立ち上がり、1〜2度その場で回転し、そのまま倒れて痙攣が始まりました。

2〜3秒後、ベッドから落下。
落ちた衝撃で強く体を打ち、聞いたことのない声を上げました。

その音を聞いた瞬間、胸が締めつけられるような恐怖を覚えました。

「また起きた」という現実と、
「このままどうなってしまうのだろう」という不安が一気に押し寄せました。

痙攣は20〜30秒続き、この時は失禁がありました。

発作後はふらつきながら玄関方向へ歩き、立ったまま私を見つめていました。
その姿勢はとても辛そうに見えました。

発作直後、ふらつきながら玄関方向へ向かう様子(2021年3月27日)

数分後、お座りの姿勢になり、ぼーっとこちらを見つめ続けました。

その日の午前中、動物病院へ連絡し受診。
そこで初めて「てんかん発作の疑い」があると言われました。

動物病院での診断と初期対応

2回目の発作後、その日の午前中に動物病院へ連絡し受診しました。

獣医師からは、1ヶ月以内に2回発作が起きていること、さらに2回目の発作で失禁が見られたことから、『てんかん発作』の可能性が高いと説明を受けました。

「1ヶ月に2回」という言葉が強く印象に残っています。
回数が重要な判断材料になることを、その時初めて知りました。

その場で血液検査を実施。
甲状腺ホルモン(T4)の数値は基準値内でした。

ただし、てんかんが特発性(原因不明)なのか、脳疾患などが原因の症候性なのかは、この段階では断定できないとのことでした。

確定診断には全身麻酔下でのMRI検査が必要になる場合もあると説明を受けました。

検査をすれば原因が分かるかもしれない。
けれど、麻酔というリスクを負わせるべきなのか。

診察室で説明を受けながら、迷いが頭の中を巡っていました。

まずは抗てんかん薬の服用を開始し、てんかん発作の抑制を優先する方針となりました。

投薬開始から約1ヶ月後の様子

今振り返って思うこと

当時は「突然起きた出来事」としか感じられませんでした。

しかし後から振り返ると、てんかん発作は必ずしも前触れが分かりやすいとは限らないこと、そして回数が重要な判断材料になることを知りました。

愛犬がもがき苦しんでいる姿を、ただ見守るだけというのは、とても辛いものです。
何とかしてあげたいと、思わず声をかけたり体に触れたくなります。

しかし、てんかん発作で痙攣している最中は、犬の体に触れることは避けた方がよいと後から知りました。
外からの刺激が加わることで、次の発作を誘発してしまう可能性があるからです。

また、痙攣は犬自身の意思とは無関係に起きています。
触れた拍子に噛んでしまうことがあっても、それは本人の意思では止められません。
飼い主自身が怪我をしてしまう危険もあります。

大切なのは、無理に触れることではなく、周囲の危険物をどけ、クッションなどで体を守ること。
まずは愛犬の安全を確保することが最優先なのだと、今は分かります。

それ以降、私は発作の時間を計れるよう、常にスマートフォンを手元に置くようになりました。
夜中に小さな物音がすれば、すぐに目が覚めるようにもなりました。

「また起きるかもしれない」という不安は、日常の中に静かに居座り続けました。

ただ、最初にすべきことは「原因を断定すること」ではなく、発作を抑え、命を守ることだったのだと、今は思います。

突然のてんかん発作に直面すると冷静さを保つのは難しいものです。

それでも、

・発作の時間を測る
・失禁の有無を確認する
・回数を記録する

この3点は、その後の診断に大きく役立ちます。

この記録が、同じ状況に直面した方の参考になれば幸いです。

まとめ

2021年3月8日。
それは愛犬コタローの闘病の始まりでした。

突然のてんかん発作は、飼い主に強い衝撃を与えます。
しかし、記録することは無力ではありません。

この経験が、同じ状況に直面した方の助けになれば幸いです。

次回は、抗てんかん薬の開始後に見られた変化について記録します。

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