『なぜ犬は人間に対して忠実な行動をとれるのか?』を分析!

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犬はどれくらい人間に対して忠実な行動をとれるのか?はたまたとれないのか?霊長類以外で犬は、人間と目と目を合わせコミュニケーションを図ることが出来る唯一の動物だとか。

生みの親とも目は合わせることがないらしく、それでも人間とのアイコンタクトをとることでより絆を深め人間に対して忠実で確かな行動をとろうとしているようです。勿論犬種によって違いはあるようですが。

そんななか我が家の愛犬コタローは飼い主に対してどれくらい忠実な行動がとれているのか探って見たいと思います。

さらに、忠実度の高い犬種についてもリストアップ!

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忠実な行動は ベッドを占領

愛犬コタローは夜寝るときに人間が寝るベッドに上がり広いベッドの真ん中を独り占め。この行動は以前から変わることなく続いています。いたって迷惑な話ですがこれから先も変わることはないと思われます。

自分のベッドもあるのに最近はほとんど自分のベッドでは寝ることがありません。夜のご飯が終わり満足をすると、行くところは決まって人間が寝る私のベッドの上です。

ベッドの上で行う決まった行動はまず自分の匂い付けと穴掘り。予定の行動がひと通リ終わるとその日の気分で好きな場所を選んで好きな姿勢で一休み。

ベッドを占領してチョット一休み

人間様が寝ようとするときには、まず毛取りの作業からです。私はいつもコロコロを使い毛取りをしていますが、その時はいつもコタローが邪魔になります。しかし、そこはコタローも慣れたもので『コタロー毛を取るからよけて』と言うといったんベッドから降りて行きます。

掃除が終わるとまたベッドの上へ居心地の良いところでゴロン!

実際私が寝るときも邪魔になりますが、『コタロー寝るから邪魔』と言うと足元の方へヒョコヒョコ。それでも真ん中に行かれると足が伸ばせず邪魔ですが、段々とはしっこに避けてくれます。

なぜ、ベッドを占領する行動が人間に対して忠実なのか?、それは犬が野生だった時、仲間と限りなく一緒にいたいから。と言うことは、愛犬は飼い主さんを自分たちの仲間であり、なおかつリーダーとして認めている場合もあるようなので、群れで行動する犬にとって飼い主さんには忠実になれるのではないでしょうか。

忠実な行動は 振り返ると後ろにいる

人間が家の中を歩くごく普通の行動。しかしそこに愛犬がいて一緒に暮らしている場合の愛犬の行動は?

我が家の愛犬コタローの場合、行くところ行くところどこにでも後ろからついてきます。あまりにも近すぎてコタローの顔を足で蹴飛ばしてまうこともしばしば。それでも愛犬コタローは顔を蹴飛ばされても、それに懲りることなくひたすら後ろから離れようとはしません。

この行動は犬が群れのリーダーと認めた飼い主さんへの献身と愛情の表れ!この忠実な行動は飼い主さんとの絆をよりいっそう深めるように思われます。

忠実な行動は 掃除のときにも見られる

犬種によっても違いがあるようですが愛犬の抜け毛はちょっと大変。特に換毛期である春と秋口にかけては多くなりますが、我が家のコタローはダブルコートなので抜け毛はとても多くなります。ですので毎日の掃除は欠かせません。

掃除は掃除機をかけますが、愛犬コタタローも例外ではなく掃除機に慣れるまではそれは大騒ぎの状態でした。掃除機をとりだしただけで威嚇をしてきて、吠える、噛みつくなど家中を走り回る行動をとっていました。

そこでコタローには『掃除をするよ』と何度となく言い聞かせるようにし徐々に掃除機に慣れてもらうようにしました。

そうすることで、半年くらいで掃除機が出てくるだけで自ら掃除をする部屋から、しない部屋へと移動していくようになり掃除機に対して全く反応を示さなくなりました。

この行動からもわかるように飼い主さんが群れのリーダーであることを愛犬が認め忠実な行動をとるようになるのだと思われます。
愛犬にリーダーとして認めれれるには、信頼される行動と愛情が欠かせません。

忠実度合の比較的高い犬種は

一言で忠実度(忠誠心)が高い犬種と言っても様々な犬種がありいくら賢い犬種でも仔犬の時の接し方、育て方でどのようにでもなってしまいます。肝心なのはどれだけ多くの愛情を注ぎときには優しく、ときには厳しく、はっきりとした指示を出しお互い楽しく笑顔で過ごすことが出来るかで大きく変わってくるように思われます。

そう言えば4月8日は忠犬ハチ公の日です。ハチ公と言えばハチ公は秋田犬ですが、帰ってくることのない主人を忠実にいつまでも待ち続けるお話はあまりにも有名です。

そこで、比較的育て方によって忠実度がアップする犬種を見てみると以下のような感じでしょうか。調べてみるとこの犬種が圧倒的に一番忠実度が高いというのではなく、比較的育て方によって忠実度が高くなる犬種を挙げてみました。あくまでも順位ではありません。

1. ジャーマンシェパードとラブラドールレトリバー

ジャーマンシェパード

何といっても警察犬や災害救助などで活躍し特別な訓練が必要な麻薬探知犬としても力を大いに発揮。一緒に過ごす家族に対してとても忠実なので番犬としてもうってつけ。しかしながら忠誠心が強いがゆえに育て方を間違えないようにしないといけない。

本来の性格は従順でとても温和な性格。獰猛で怖そうなイメージがありますがそれは訓練をされていて、警察犬の場合人間の命令に従い犯人確保の場面などをよく目にするからで、本来は甘えん坊の一面も持ち合わせています。ちなみに原産国はドイツ。

ラブラドールレトリバー

とにかく気持ちが優しく、人間と戯れ喜ばせることが大好きなのでセラピードッグなどとしても活躍している。元々は猟犬として活躍をし人間の手助けをすることに喜びを強く感じる事が出来る犬種。なので人に対する忠実度が高い。

2. 秋田犬とドーベルマン

『秋田犬』

秋田犬といえば忠犬ハチ公があまりにも有名ですが、愛くるしい顔立ちをしている反面、以外にも警戒心が強い。警戒心が強いがゆえに飼い主さんがしっかりとしたしつけをしないと、忠実な行動をとってくれるようにはなりません。そうすることで、より強い絆が生まれてきます。

また、とても利口な犬種なので愛情を持って育てることも忘れずに。飼い主さんが秋田犬を選ぶのではなく、秋田犬が飼い主さんを選ぶこともあるのでくれぐれもご注意を!

『ドーベルマン』

映画やテレビドラマで受けるイメージからドーベルマンと聞くと一見、凶暴で怖そうなイメージがありますが本質的には見かけに相反して以外にも賢く、間違ったしつけをしない限りは素直でウィットにとんだ一面をのぞかせることもしばしば。

ですので、適切なしつけを怠らなければ飼い主さんに忠実な行動をとり心強く頼もしい。

3. ラフ・コリーとヨークシャーテリア

『ラフ・コリー』

何といっても洞察力に優れているので、飼い主さんの気持を敏感に感じとり時には優しく寄りそってくれ、時には甘え、時には忠実な行動をとり遊んでくれたりします。

また、賢く穏やかな性格なので人間に対して忠実なのですが、これも正しいしつけがあればの話。そして家族全員が安心して遊べるとても優しい性格の犬種です。

『ヨークシャーテリア』

見た目の愛くるしい容姿からはチョット想像しにくいほど活発でエネルギッシュ。もともとはネズミを捕まえるための犬種なので勇敢な行動に出ることがある。なので、すごく勝気なのですが臆病な一面もある。

人間に対してはとにかく甘える性格。飼い主さんには忠実な行動をとり献身的でもあるが、一方ですごく寂しがり屋さんなので常に一緒にいてあげられるとお互いハッピーかも。

4. ゴールデンレトリバーとセントバーナード

『ゴールデンレトリバー』

もともとは水鳥を回収するための鳥猟犬でしたので泳ぎが得意。なおかつ動き回り運動がとっても大好き。1920年にゴールデンレトリバーの名で統一されるまではイエローレトリバーとも呼ばれていました。

人になつきやすいため番犬としては不向きですが、優美な体で利口、さらに訓練に対しても高い能力を発揮し心優しい性格で飼い主に忠実。人間とともに行動することが大好き。

『セントバーナード』

とにかくおっとりとしていて温和、がまん強くて優しく穏やか。ここまでくると一緒に生活する人間にとっていうことは何もない、この上ない犬種といえるかも。なので飼い主さんの指示も忠実にこなせるのかもしれません。

人間の子供たちとも仲良く接することが出来き、少しぐらいのいたずらにも動じないのんびり屋さんです。少しオーバーに表現すると人間を喜ばせることに生きがいを感じているようにも思えるほどだ。

大きくて力持ちなのでくれぐれも事故などには注意を!

5. プードルとシェットランド・シープドッグ

『プードル』

プードルも見かけによらず元を正せば鳥猟犬。水鳥の回収を行うためのワンちゃんだったので水遊びは得意。大小の違いはあるもののゴールデンレトリバーと同様の鳥猟犬。

ゴールデンレトリバーと共通しているところは双方ともお利口さん!

プードルは社交的で従順。しつけによっては理解力も高いので飼い主さんの指示に忠実に従う傾向がある

『シェットランド・シープドッグ』

元々は牧羊犬として活躍していた。なので飼い主さんの細かな指示にも気を配る忠実ぶり。一方警戒心が強く飼い主さん以外の人間にはあまり近づこうとはしません。

裏を返すとそれだけ飼い主さんに忠実な行動をとるということになります。とにかくご主人さん一筋、一緒に暮らす家族に対しても同様。

気を付けたいのは、頭が良く理解力や色々な指示に対する吸収力も優れているので、その優れたの能力が悪い方向に向かないように仔犬の時からのしつけが大切になります。しつけを間違うとずる賢くなってしまうことも。気を付けましょう。

まとめ

  • 群れで行動する犬にとって飼い主さんはリーダー的存在。リーダーには忠実な行動をとる
  • 忠実な行動は飼い主さんとの絆を深める
  • リーダーとして愛犬に認められるには信頼と愛情は欠かせません
  • 愛犬が忠実な行動をとるには仔犬のときからのしつけが欠かせません

比較的忠実度合の高い犬種を見てみると秋田犬『忠犬ハチ公』をはじめ、それぞれの犬が飼い主の人間に対しての思いが伝わってくる犬種が多く、映画やアニメの主人公になっているワンちゃんもいる。例えばドーベルマンは映画『カールじいさんの空飛ぶ家』でリーダー的役割で登場。

ラフ・コリは『名犬ラッシー』セントバーナードはアニメ『アルプスの少女ハイジー』などこうしてみると人間と犬とのかかわりにはとても深い絆が感じられます。

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