犬には様々な能力がありますが、その能力を最大限引き出せるのは飼い主さんであるあなた以外にはいません。
『我が家の愛犬は賢い』『能力高い、最高だ!!』などと思われている飼い主さんも沢山いらっしゃるのでは?勿論どちらの愛犬にも賢さがあり、それぞれに特有の個性があるので毎日癒され、元気をもらっているのではないでしょうか。
その愛犬の能力、理解力を楽しくテストしてみることでより一層愛犬との絆が深まるのでは?
そこで、我が家の愛犬コタローに試してみたテストがありますので紹介させて頂きます。
テストを始める前に愛犬は人間(飼い主さん)の言葉をどのくらい理解できるのでしょうか?気になるところです。
ご存知のように、犬は人間でいうと2~3歳程度の知能があると言われています。ですので、簡単な言葉やジェスチャも理解できる能力が備わっていることが分かっています。
簡単な言葉では『お座り』『お手』『伏せ』『待て』ジェスチャーでは『おいで、おいで』の手招きなど皆さんが日頃から愛犬とコミュニケーションをとるうえで欠かせないものばかりです。
愛犬コタローに与えた理解力テスト
初めは、正直言うと本当に出来るとは思っていませんでしたが、『やってみないことには』と思いダメもとでトライしてみました。
▼テストにあたっての注意点は
『1.ハッキリと言う』『 2.複数のことを一度に伝えない 』『3.一つのことに集中させる』
▼そのテストの内容は
片手にボール、もう一方の手にはバナナを持ち、最初にそれぞれを確認させます。
『コタローこれはボールだよ』『これはバナナだよ』(ボールを見せているときはバナナは隠す)とそれぞれ3回ぐらいずつ繰り返す。
その後、両方を見せ『コタローバナナはどっち』と聞いてみるとコタローの場合ほぼ95%ぐらいの確率でバナナの方を示しました。
▼このテストを持ち物を変えて色々試してみる
例えば、りんごとメガネ、ボールペンと馬さんのぬいぐるみなどでやってみてもほとんど間違えることはありませんでした。
▼このテストのポイント
最初は形や色の違うものから始め、徐々に難易度をあげていく。(形がにかよっているもの)例えば、リンゴとみかん、バナナとキュウリなどでテストをしてみる。
さらにレベルを上げて(形と色がにかよっているもの)夏ミカンとグレープフルーツ、柿とみかんなどで試されてみてはどうでしょうか。遊び感覚でコミュニケーション作りには最適かも。
▼テストの結果発表
このように、『犬は生まれつき人間の指示を理解できる可能性が高い』という事が実験で明らかになっているようです。
犬種や個体差にのよっては多少の違いがあるかも知れませんが愛犬の能力、理解力をテストしてみてはいかがでしょうか。
また、様々なトレーニングを行う事で自らの能力をさらに高めていくこともできるようです。
ちなみにコタローは左利きです。
人間の表情、感情、声のトーンも理解力の基準になっている
犬は人間の表情を見分ける事が出来るという話は、よく耳にすることがあります。この他に、人間の声のトーンで感情を判別できるようです。
人間の場合でもそうですが、人にものを頼むときに、しかめっ面で『これやっておいてよ』とふてくされ気味に頼んでも、頼まれた方はあまり気持ち良いものではありません。
犬も同様で、犬に対して指示を出す場合には、笑顔で、ただし落ち着いて低めの声でハッキリ伝えることで指示に従ってくれることが多くなるようです。なぜなら、高い声は愛犬が興奮しやすく、聞き取りにくくなるためです。
例えばボール遊びをしている時に、ボールを転がし『ボールを持ってきて』と指示をだすときに、低めの声で指示を出すと成功する確率が高いようです。
さらに散歩の時などに飼い主さん同士が仲が良い場合には、その飼い主さんに近寄り遊んだり相手のワンちゃんとも仲良くしますが、この反対で飼い主さん同士がお互いを避けている状態では、愛犬もその人にはあまり近ずこうとはしません。
こういったことからも、愛犬は人間の表情や感情を読みとる能力があるのかも知れません。
言葉や形状以外でテストの時に判断する基準は
人間の指示を理解できる能力が高いと言われていても、人間の指示や言葉だけで判断しているのでしょうか?他にも判断できるものがあるのではと考え、色に着目をしてみました。
コタローに与えた課題で物を見分ける判断材料として、形の他に物の色で判断しているのかも?犬は元々色盲と言われていましたが最近の研究では、人間ほどではないにしても色の判別がつくようです。その大まかな色は黄色系・青系・グレー系の3色系統が認識できるようなのです。
また、前述した人間の声、表情、感情にとても敏感でそれを見分ける観察力に優れていると言われています。ですので、これらを総合的に判断すると物の形もさることながら、色や人間の言葉、表情、感情などから学習しそれらも判断基準になっているように思われます。
まとめ
犬の能力を探るテストのお話でした。ここで気を付けたいのは、何度も指示を繰り返してしまうことです。なぜなら何度も繰り返す事で『1.ハッキリと言う』『2.複数のことを一度に伝えない『3.一つのことに集中させる』 1. 2. 3が混乱してしまい、覚えようと努力をしても覚えられなくなってしまうからです。
ですので、ハッキリとした低めの声で一度だけの指示にしましょう。
そして、正解の時は『正解』したことを愛犬に知らせるためにご褒美をあげることも忘れないようにしましょう。
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