可愛いワンチャンたちも我々人間と同様に色々な病気にかかってしまいます。
最近は色々なドックフードが犬種や年齢別で揃っているため、ワンちゃんの寿命ものびて来ています。そのため、犬の寿命が伸びるにしたがい、病気にかかってしまうケースが増えてきているようです。
例外なく、我が家のコタローも心臓病、内蔵疾患、ヘルニア、皮膚病、腫瘍と発症しました。おかげさまで現在は健康に過ごしていますが、心臓病、内蔵疾患、については治療中です。
ヘルニア、皮膚病についてはほぼ完治しています。これらの病状に対してとった対応策を少しお話をさせて頂きます。大事なことは日頃からの観察力と注意力が欠かせないという事にきずかされました。
家族同様の可愛いワンちゃんのためにも気お付けてあげたいですね。
死因第2位の心臓病について
唯一の友達が心臓病でピンチ
ワンちゃんの病気も様々ですが人間とさほど変わらないように思われます。発症の一位、二位はやはりガン、心臓病、腎臓病などが上位になっているようです。
我が家のコタローの唯一の友達でもあるヨークシャーテリアのリッキーが心臓病を患っていて通院し色々と薬を服用しているようです。
半年くらい前からですが散歩で会った時に口元を見ると舌の色が真っ青で、ハーハーと言う感じで歩いていました。そんな状態で散歩していて大丈夫なの?と思いましたが、『もう長いことはないので好きな事をさせてあげるの』と言っていました。
心臓が悪くなってからは当然薬を服用していたみたいですが、あまり効果はなかったようです。そんな状態でも散歩に出るみたいで、歩くのが辛くなると少し抱っこをし、また少し歩かせるというのを繰り返しているようです。抱っこをしていると舌の色が少しピンクに戻ってくるようです。
そんな状態でしたが先日散歩で会った時に見違えるように元気になっていました。『どうしたの?』と聞くと『薬を変えたのよ』と言ってすごく喜んでいました。散歩する姿を見ても以前とは違いすごく元気な足取りで舌の色もきれいなピンク色でした。薬をどんな薬から、どういう薬に変えたかはわかりませんが良かったと思います。
この心臓病は、進行性の病気なので完全に治すことはできないそうです。投薬療法、食事療法、運動制限などで症状を軽減し、病気の進行を遅らせることはできるそうです。投薬療法の場合、多くはACE阻害薬という薬が使われ、ACE阻害薬を使用することで、血液を送り出す量を抑え、心臓を休める効果が期待できるとのこと。
実は我が家のコタローも心臓に雑音があり心配していたところでした。動物病院の先生に確認をしましたが今のところ心配はないとのこと。コタローの場合は加齢によるものが原因のようです。ですので日頃からの食事には気を付けるようにしています。
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▼ 心臓病の対応策の一例
食事療法としては、塩分を摂取し過ぎないようにし、栄養バランスを考えて食事を与えるようにするとよいそうです。塩分を摂り過ぎると体内に水分が溜まりやすくなり、血液量も増え、心臓に負担がかかってしまうそうです。
大切な愛犬のフードについて不安な場合は、かかりつけの動物病院の先生に相談されるのもひとつの方法です。
また、肥満防止のための適度な散歩も大切です。肥満になると血流量が増えてくるので心臓への負担も多くなります。
ヘルニアについて
日頃の観察力がとても大事!
今は元気で動き回っていますが以前コタローはヘルニアを患っていました。今は全くヘルニアの症状は出ていませんが、動物病院に通院していたころは見るのも痛々しい感じでした。レントゲンを撮ってみるとやはり椎間板が少し変形していました。
(下の写真は抱き方の一例)抱くときはある程度床と水平に、垂直にするのは腰を痛めることがあります。
その時はステロイド系の薬を暫く服用していましたが、動きが痛々しく何か良い方法はないのかなと色々考えました。
その結果、ある事に気が付きました。コタローが食事をしている姿を見て頭の位置が下がりすぎているのではと思い、少し食器の位置を高くしてあげれば腰への負担も軽減されるのではと考え台の上に食器を置くようにしてみました。
薬を服用しながら、台の上で食べるようにしてそれを続けていくうちにいつの間にかヘルニアの症状がまったくでなくなりました。
日頃からの愛犬の動きを観察しチョットした変化や違和感に気づくことが出来れば病気を治すきっかけになるかも知れません。今では、器は直接床には置かず必ず台の上に乗せて食べさせています。
これはあくまでもコタローに対しての対処の一例ですが、他のワンちゃんにも効果があるかも知れません?
コタローはジャンプ力がすごくあるのですがジャンプをするのは腰に負担がかかりあまり良くないようです。しょっちゅうジャンプをしているのですが、それでもヘルニアの症状は出ていません。器の位置を高くするちょっとした工夫が少しは役に立ったのかもしれません。
また、抱っこをする時は出来るだけ床に対してワンちゃんの背骨が水平になるようにして下さい。背骨が垂直になると腰を痛めてしまう事があります。
▼ ヘルニアの症状を和らげる対応策の一例
ご飯を食べる時、器を直接床においていたため、頭がどうしても下に下がってしまいそれが何となく辛そうな感じだったので頭が下がらない状態で食べられれば、少しは楽になるのかなと思い7~8㎝の台の上に器を乗せ、その状態で食べさせるようにしてあげました。
上記のことでもわかるように自然体で過ごせるように、背骨は地面に対して平行に!あまり無理な姿勢にならないように気を付けてあげたいですね。
また、ある程度若い時から筋力をつけるために適度な運動をさせることも大切なことのように思われます。
犬種を問わず多い皮膚病について
皮膚病の原因になりやすいドライヤーの使用
皮膚病にかかる原因のひとつにシャンプー後のドライヤーの使用があります。これからお話するのはあくまでも我が家の愛犬コタローのお話ですので参考までに。
ワンちゃんの肌は人間に比べると角質層が薄いのでとてもデリケートです。ちょっとした刺激や冬場の乾燥した時期には注意が必要になります。
我が家のコタローは以前に比べて今はさほどひどくはありませんが皮膚病で悩んでいました。この皮膚病については完全に私のミスでした!
と言うのはシャンプーの後にドライヤーを使用したこと。完全なる認識不足です。シャンプーの後タオルで拭いただけだといつまでも乾かないので、ついついドライヤーを使ってしまいました。それも温風でしっかりと乾かしていました。そうすると2~3日後ボリボリかき始め俗にいうフケが出始めてしまいました。
仕方なく動物病院へ行って診てもらい、かゆみ止めを服用するのですが、その時、先生に聞いたところ『ドライヤーは使用しないでください』と言われました。冷風でもダメですかと尋ねたところできれば止めた方が良いと言われました。
勿論ワンちゃんによって多少の差があると思いますのでコタローの場合は極端な例かもしれません。
それ以来シャンプの後はドライヤーを使わずタオルドライのみで行っています。
ただ今回、気になっていたので色々調べてみると、ドライヤーを使い完全に乾かすと言ったものが結構あり、そうしないと細菌が発生して皮膚病になると言うものが多くありました。これにはチョット驚きました。
どちらの方法が正しいのかは、そのワンちゃんにあったやり方でよいのかもしれません。
コタローの場合はドライヤーで失敗をしたので今のやり方を続けています。犬種や小型犬、中型犬、大型犬によって違うのかもしれません。
▼ 皮膚病を軽減させるタオルドライ(一例)
タオルは3枚用意します。最初にブルブルを3回ほどさせ水気を飛ばした後に、吸収の良いタオルでしっかりと拭いた後に、またブルブルをさせます。そして、その後に2度新しいタオルでしっかりと水分を拭き取ります。そうすると、ほぼ乾燥した状態になります。
勿論足、お尻、お腹、耳の周り、指の間、尻尾などは念入りに拭き取ります。
このやり方を続けることで皮膚病は軽減されてきました。
腸の腫瘍などにも注意が必要
腸の炎症
我が家のコタローも以前、内蔵を患いエコーで全身をチェックしたことがありますがモニターで見る事が出来ますので一目瞭然です。腸の一部に炎症が起きていました。その時処方された薬がガスターとステロイドです。ステロイドは患部の炎症を抑えるために、ガスターはステロイドを服用することで胃が荒れてしまうのを防ぐために処方されるもののようです。
ここで気を付けたいのが薬の副作用です。ステロイドは一時的に炎症を抑える効果に優れているようですが、使用する量や回数によっては副作用が伴うようです。
▼ 副作用を出来る限り抑えるためには
コタローの場合、先生が細かく指示をしてくれました。
1. 症状が出た場合のみガスターと一緒に服用させる
2. 症状が落ち着いて来たら服用する量を少なくする(コタローの場合、現在最小限の量)
3.服用する量を少なくして何日か様子を見て症状が安定していたら一日ないし二日おきにする
4. 症状がおさまり安定したら服用を中止し様子を見る
5. 再度症状が出たら服用を始める
体の表面にポッコリ現れる色々な腫瘍
2~3年前の事ですが我が家のコタローの後ろ左足内側に、割と大きな腫瘍が出来ている事に気が付きました。
それはシャワーでコタローを洗っている時のことでした。週一くらいのペースでシャワーに入れているのですが、一週間前にはなかったので本当にビックリしました。心配になりすぐ動物病院へ連れて行き検査をしてもらいました。
検査方法は腫瘍の部分に注射針で腫瘍の成分を抜き取り専門の検査機関に送り調べてもらうというものでした。検査に要する時間はほぼ半日ぐらいでしが、検査結果が出るまではとても心配になりました。結果は良性でしたのでホットしました。
良性の場合は、その腫瘍が何か悪さをするものではないので、そのままにして置いても大丈夫なようです。ですのでコタローの後ろ左足内側にはその腫瘍は今もそのまま残っています。今のところは、なんら支障はありません。
ただ、その腫瘍がある日突然悪性に変わる可能性が0ではないという事なので気を付けたいと思っています。その腫瘍が悪性に変化しなくても、腫瘍が原因でヘルニアなど他の病気の原因になる可能性も0ではないので気を付けていきたいと考えています。
仮に腫瘍が悪性だった場合は、犬種やそのワンちゃんの年齢にもよりますが、まだ若ければ手術も考えられるようです。高齢の場合は基本的に手術は行わない事の方が多いそうです。若くても、高齢でもあらゆる検査をした結果を見て判断するそうです。
基本的には、そのワンちゃんが生活をしていくうえでよほどの支障がない限りは手術は行わないようです。
健康管理には普段の食事がもっとも大切
食べさせても良いもの
サツマイモ、サトイモ、キャベツ、白菜、大根、ブロッコリー、レタス、レンコン、クレソン、カボチャ、豆腐類、バナナ、リンゴ、トマト、みかん、さくらんぼ、モモ、(野菜については加熱した方がベスト)等(一例)
食べさせても問題がないものの中にもワンちゃんによっては体調を崩してしまう場合もあります。(アレルギーなど)また、あたえすぎにも注意を(ワンちゃんの体重などで異なります)不安な場合にはかかりつけの動物病院の先生に相談されるのが良いと思います。
食べて問題がないものでも無理に食べさせる必要はありません。普段のドックフードの食事で十分に栄養素カバーできるようです。
食べさせてはいけないもの
玉ねぎ・長ネギ・ニンニクなどのネギ類、アボカド、ぎんなん、いちじく、ぶどう類、プルーン、煮干し・鰹節、生タコ、生イカ、エビやカニなどの甲殻類、スルメ等(一例)
参考の為にコタローの好物を紹介します
食べさせてはいけないものの中にも好きなものが一つあります。それはアボガドです。年に数回あげることがあります。それでも今のところ問題はありませんが基本的にはあげない方が良いと思います。
食べさせても良いもの中では芋類、キャベツ、白菜、ブロッコリー、リンゴ、みかん等ですがサツマイモ、みかん、キャベツは大好物です。キャベツなどはドックフードに混ぜてあげています。(くれぐれもあげすぎには注意をしましょう)
草を食べることがある!その訳とは。
人間もそうですが、ワンちゃんも食欲がなくなると病気になったり病気になる前兆だったりすることもあります。
我が家のコタローは散歩の時によく草を食べたがります。最初は食べさせていいものなのか悪いものなのか分かりませんでしたので、最初のうちは食べさせていましたが、少し不安になり動物病院の先生に確認をしたところ、『食べさせないほうが良い』と言われました。
犬が草を食べるときは『吐くために食べる』と言われました。そう言われてみるとコタローが草を食べた後に何回か吐いたことがありました。人間と同じで胃の状態が良くないのだと思われます。草を食べてはく行為は特別な問題はないそうです。
吐く行為によって問題になるのは『下痢や熱を併発している時』、『嘔吐物に血が混じっている時』、『嘔吐が止まらず何度も続く時』、『吐いた後にぐったりしている時』このような時は迷わず病院に連れて行ってあげましょう。
▼ 嘔吐の時の対処法
仮に病院へ行かず様子を見る場合は1日~2日位の絶食をしてみては?この時は水も少し控え目にしてみてくださいね。そうすることで改善される場合があります。吐いてしまう症状が治まって来たら、一度にたくさん上げるのではなく、少しずつあげるようにしたください。『動物病院のお医者さんからのアドバイス』
我が家のコタローが吐いてしまった時には、絶食をさせることで良くなったことが何度かありました。そう言った場合でも行きつけの病院があれば電話で状況説明をしておくとよいと思います。
運動も愛犬の健康には欠かせません
散歩や運動した後、家に帰って来ていたずらもせずにゆったりしている場合は十分に運動量が足りていると言うことのようです。逆に、いたずらをしたり吠えたりする場合は運動の量が足りていないと言うことになります。
『過ぎたるは及ばざるごとし』で運動させ過ぎも良くありません。筋肉や関節、骨に負担がかかり怪我や病気の原因になつてしまいます。ご自身が飼われている犬種を考えたうえで、散歩や運動をさせてあげてください。
因みに、6歳を過ぎると体力は衰え始めるようです。特に大型犬は気を付けたいですね。
我が家のコタローは出たがりの割にはあまり散歩はしませんが、家に帰って来た時の表情が満足した感じなのでいいのかなと思っています。
犬種、小型犬、中型犬、大型犬によって様々ですので飼い主さんが注意深く観察してあげてくださいね
まとめ
- 人間同様犬の肥満は心臓病の大敵
- ヘルニアもちょっとした工夫で改善できる
- 皮膚病に注意をしたいシャンプー後のドライヤの使用
- 良性の腫瘍であればそれ程心配はいらない
- 犬が草を食べるのは吐くために食べる
- 犬の病気は飼い主さんの普段の心がけ次第!
ワンちゃんのかかりやすい病気の第1位はガン、2位は心臓病、3位は腎臓病です。
また、犬の皮膚病は、動物病院に来院する中で外耳炎に継いで多い病気ですが、ヘルニアも含めそれらは飼い主さんが日頃から注意深く観察をし食事、散歩、運動、シャンプーなどで対応することで改善できることも沢山あります。
動物病院お世話になる前に可愛いワンちゃんたちをしっかりとチェックしてあげましょう。
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