愛犬のうわ瞼からイボ状の黒い塊が現れてビックリ!!

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毎日、愛犬の顔を見ていてもまったく気がつかずに見逃してしまうことが多々あると思います。そんな中、ある日突然愛犬コタローの右うわ瞼からイボ状の黒い塊が出ている事に気が付きビックリ!!

今回は、うわ瞼からぶら下がっているイボ状の黒い塊について原因、症状、予防法、治療方などについて考えていきます。最後までご覧頂けたら幸いです。

はじめに愛犬のうわ瞼に現れるイボ状の黒い塊は何なのか?について考えていきます。ある日突然そんなものが出来ているとビックリしてしまいますよね。

始めて気が付いたのは今から2年前(14歳)。その時は何もせずにそのままの状態でしばらく様子を見ていると自然とそのイボ状のものはなくなっていました。

しかし今回(2022.2月中旬頃、16歳)全く同じ場所に黒いイボ状の塊が出来ている事に気が付きました。年齢が年齢なので心配になり動物病院で診てもらった結果は?

病 名 マイボーム腺炎でした

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うわ瞼からイボ状の黒い塊が現れる(マイボーム腺炎)原因

マイボーム腺炎には二つの原因が考えられるようです。

① マイボーム腺に細菌が感染し炎症を引き起こす場合

この場合(主に黄色ブドウ球菌)、イボ状の黒い塊が一か所の場合もありますが、複数の箇所に炎症を引き起こす場合が多いようです。さらに、片目のみならず両方の目に症状が現れることもあるようです。また、目の周辺が全体的に腫れる場合があるようです。

原因が細菌感染ですが犬から犬への感染はないようです。

②マイボーム腺の導管の流れが悪くなる場合

マイボーム腺の役割は涙から分泌される油成分で涙の蒸発を防いでいますが、マイボーム腺が閉塞(へいそく)することで分泌物が溜ってしまい炎症を引き起こしてしまいます。この状態をマイボーム腺炎と言います。

今回の愛犬コタローのうわ瞼から出ているイボ状の黒い塊はの原因が高そうです。

その理由としては

◆イボ状の黒い塊が複数の箇所ではなく一か所のみであること

◆片目のみにとどまっていること

◆腫れがそれほどないこと

しかしながらの場合、導管に分泌物が貯留するとそれが慢性化することもあるようです。下記の写真は2022.2.20日撮影

マイボーム腺炎の症状

  • 瞼の縁が赤く腫れたりする
  • 目が開けずらくなったりする
  • 目ヤニが多くなったりする
  • 涙液が多くなったりする
  • 痒みを伴うこともある
  • 目をこすったりすることで角膜に傷がついてしまう事もある

愛犬コタローの場合の症状としては。最初のうち瞼に多少の腫れがあったものの目が開けずらいということはありませんでした。また、痒みを伴うこともなく目を何かにこすりつけるという事もありませんでした。ただ、目ヤニや涙液は多くなりました。

マイボーム腺炎の予防法

とりたててこれといった予防法はないようですので、普段から注意深く目に異常がないか観察していくことがとても大切になってきます。そうすることが早期発見につながり、病状が進行する前に適切な治療を受けることができるので、そうすることが最善の予防法かと思われます。

愛犬コタローの場合は2年前に一度発症していることから慢性化が疑われる気がしますので、やはり普段から意識をしながら見守っていくことが大切だと痛感しました。

イボ状の塊が小さいとなかなか気づかないことがあるので(黒目に黒いイボ)、昼間の明るい時間帯にチェックするようにしています。

マイボーム腺炎の治療法

上記①細菌感染の場合

抗生物質の投与で比較的早い改善が見られるようです。目薬よりも内服薬の治療が効果的のようです。腫れがひどい状況の場合にはステロイド剤が使用されることもあるようです。
また、痒みを伴う場合にはエリザベスカラーを装着します。

上記②導管の流れが悪く詰まってしまう場合

外科的な処置が施されることもあります。

核膜を切開し貯留物を排出したり、霰粒腫部分*(さんりゅうしゅ)を切除。いずれも処置が終わった後は抗菌剤の服用や点眼薬、眼軟膏などを使用し感染予防をしていきます。愛犬が目を気にする場合にはエリザベスカラーを装着し目を傷つけないようにします。

*霰粒腫とは、マイボーム腺が腫瘍化しうわ瞼の表面にイボ状の黒い塊が形成される(マイボーム腺腫)。

愛犬コタローのイボ状の黒い塊を取るために施した治療法

このマイボーム腺は私達人間にもあり、その働きは愛犬とほぼ同じでマイボーム腺から分泌される油分で目の乾燥を防いでいますが、マイボーム腺が詰まることで油分の量が少なくなり人間の場合も白い塊が出来るようです。

また、ドライアイを引き起こす原因にもなるとか。

何故、我々人間のお話をしたかというと動物病院で診て頂いたときに、イボ状の黒い塊は切除することもできますが『マイボーム腺は人間にもあるんですよ』と言われ、人間の場合マッサージやタオルで温湿布をすることでも改善していくこともあるとのことでした。

そこで、早速マッサージと温湿布を試した見ました。

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マッサージはイボ状の黒い塊とその周辺を指の腹で軽く滑らせる感じで、回数は今回が初めてのことなので手探りの状態ですが愛犬コタローの場合、眼の周りに触れても嫌がることもないのでコタローが横になっているときに1日3回位のペースで行っています。手はきれいに洗い消毒をしてから行っています。

温湿布は42℃位のタオルで2~3分位温める。回数は1日1~3回位。人間でいうとアイマスクの感じですかね。温湿布のタオルもきれいなもので。下記の動画は2022.2.23日撮影

イボ状の黒い塊はどう変化したのか?

マッサージ、温湿布を何回か繰り返すうちに2022.2月中旬に気が付いた時と比べ、まだ完全な状態ではありませんがイボ状の黒い塊が小さくなっているのを実感できます。ただ、涙液はまだ多い。2022.3.6日撮影

 

2年前(14歳)に始めた気が付いたときと比べて回復するのに時間がかかっているように思われる。14歳でもかなりの高齢ですが今は16歳なのでやむお得ないかもしれない。

さらに、前述したようにマイボーム腺の導管の流れが悪くなるため起きる症状については慢性化する可能性も高いため、この先暫く様子を見ていく必要があります。

また、個体差によってマッサージや温湿布で改善されるのに時間がかかったり、それ程効果が得られないこともあるかも知れません。

マイボーム腺炎にかかりやすい体質、犬種と年齢

アレルギー体質の愛犬は症状が出やすくなるようです。

また、免疫力が低下している時などに発症することが多くなるなるので、普段からの食生活のかたよりや運動などにも気を付けながら過ごすことが大切になります。また、若年齢時の免疫力がそれ程強くない時にも発症することが比較的多く見られるようです。

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犬種としてはすべてに当てはまるようですが中でも長毛の犬種がかかりやすいようです。愛犬コタローの被毛もかなり長くなり伸び、自然とカールしますので当てはまっているのかも知れません。

高齢になると発症することが多く見られるようです。高齢と一口でいっても何歳から高齢なのか?小型犬、中型犬、大型犬によっても異なってきます。一応目安として分けられていますが明確な定義はないようです。

愛犬コタロー(小型犬)は現在16歳です。繰り返しになりますが、初めてうわ瞼にイボ状の黒い塊が現れたのが14歳。一般的に言われている高齢期を少し過ぎてからの発症でした。

老化のサインとして一つ考えられる代表的なもので『散歩に行きたがらなくなる』がありますが、愛犬コタローの場合、今でも自ら『散歩に行こう』と誘いに来ます。ですので、あまり高齢、老化を意識せずに、大切なのは愛犬の普段の様子を見ながら判断していくのが一番だと思われます。

まとめ

愛犬コタローのうわ瞼にイボ状の黒い塊に気が付いたのが2022.2月中旬、マッサージと温湿布を続けて3週間余りでイボ状の黒い塊は小さくなってきました。時間がかかっているのか、それとも効果が早く出ているのかは分かりませんが年齢をのわりには早く効果が表れているのかも知れません。

今後も様子を見ながらマッサージと温湿布を続けていこうと考えています。仮に慢性化するようであれば獣医師さんに相談の上、切除の可能性もあるあるかも知れません。

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