困った!散歩で愛犬がやってしまう6つの行動!

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毎日の散歩で飼い主さんが「困った!」と思う愛犬の6つの行動について、その理由と対応方法について考えます。飼い主さんが「困った!」と思う比較的多い行動は❶【他の人や犬に吠える】❷【愛犬が引っ張る】❸【他人にとびついてしまう】❹【拾い食いをする】➎【走り出す】❻【匂いを嗅ぐ】などが多いようですが思い当たる節はありますか?

そこで、愛犬が、つい、やってしまう「困った!」行動をどのように直せばよいのかを皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

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困った!❶ 愛犬が散歩中に他人や犬に吠える

一口に「吠える」と言っても、そこには犬なりに様々な思いがあるのでそれを理解してあげることが解決の近道になってきます。❶~❻すべてに言えることですが、ドッグトレーナーにお願いする方法もあります。しかしながら時間や費用面で難しいこともあり、出来れば飼い主さんが愛犬と共に「困った」を一つでも解決できれば愛犬との絆が深まっていくのではないでしょうか。

吠える原因とその理由を理解してあげる

A. 嫌悪感や恐怖心、警戒心 …… 相手の犬との相性が合わないと感じとった時には嫌悪感から吠えだすことがあります。何かに対して怖いと感じた時には恐怖心や警戒心から相手を追い払いたと思うことで吠えだしてしまいます。そして、その対象が去ることで、そのことを愛犬が学習するようになるので注意が必要です。
B. 縄張り意識 …… 愛犬が自分の縄張りに侵入してきたと思に吠えだすこともあります。
C. 興奮 …… 他の犬を見ることで嬉しさのあまり気持ちが高ぶり吠えてしまうことがあります。
D. 遊びや挨拶 …… 相手の犬に対して愛犬が挨拶をしたい、近寄って遊びたいと思った時に相手の犬に対してと飼い主さんに対して「遊びたい」の思いを伝えるために吠えることがあります。この時の吠え方は軽く「ワン」と吠えるのが多いようです。

やってしまう無駄吠え?対策

やたら吠えてばかりで「困った!」と思われる方も少なくないと思いますが、「吠える」にはそれぞれの目的があってのことで決して無駄吠えではないことを頭の片隅に!「愛犬が何を求めて吠えるのか」を理解をし飼い主さんが愛犬の気持ちを尊重し、どのあたりで「折り合い」を付けるかが飼い主さんの判断になってきます。

A. の場合 …… 初めに、あまり馴染みのない言葉ですが人間と同様に犬にもパーソナルスペースがあります。【パーソナルスペースとは他人との間に保っておきたい距離感で、目には見えない境界線で囲まれた心理的な領域で自らの身を守るために保つ空間のこと】人間の場合の例えだと、親しい友達の場合にはお互いの距離が近くなっても全く気になりませんが、気が合わない人や敵視している人の場合には相手との距離は自然と広がってきます。

犬の場合パーソナルスペースは臨界距離とも呼ばれ、人間よりも敏感で自分の身を守るために相手との距離でその行動が変わってきますが、愛犬の性格や社会化のレベルによっても臨界距離は大きく変わってくることがあります。目には見えない臨界距離ですがその外側には警戒距離があり、さらにその外側には逃走距離があります。

逃走距離とは …… 逃げることで危険から身を守ろうとするための距離
警戒距離とは …… 逃げられないと思った時に攻撃行動が起こってしまう距離
臨界距離とは …… いきなり攻撃行動に移る可能性が高い距離

それぞれの距離に他の犬が近づいてきたときに嫌悪感や恐怖心から吠えだしてしまうことがあるので、日頃の愛犬との散歩から他の犬がどのくらいの距離まで近づくと、愛犬がどんな行動を示すかを飼い主さんがチェックするようにしましょう。そのうえで、
愛犬が自分から逃げようとした時には愛犬の逃走距離まで他の犬が近づいてきたと理解し、それ以上距離を縮めづに方向を変えるようにしましょう。そうすることで、嫌悪感や恐怖心から吠えだすことはありません。せっかく愛犬が出したシグナルを無視して先に進もうとすると吠えはじめ攻撃をしてしまう最悪の結果になってしまいます。

逃走距離をクリアして近づいても愛犬が吠えなければ、パーソナルスペースは解除されていることになり相手側も吠えることなく近づいてくる場合は、挨拶を交わし遊ぶことが可能な状態です。

こちらの愛犬が大丈夫でも相手側が吠えながら近づいてくる場合には、その場からすぐに逃げる。とっさでそれが出来ない場合は、飼い主さんが愛犬の前に立ちガードし立ち去るまで待つ。愛犬同士が向き合ってしまうと、いきなり噛みついてくることがあります。(これは実体験)

B. の場合 …… 散歩ルートがいつも同じだとそのルートは自分の縄張りだと認識してしまうことが多くなります。散歩ルートを定期的に変えることで縄張り意識が無くなり、人や犬と出会っても自分の縄張りに侵入してきたとは思わず吠えだすことも少なくなります。

C. の場合 …… 相手が顔なじみであれば問題はないですが、なじみのない犬に吠えてしまうのは相手の犬の心理状態を乱すことがあるのでよくありません。興奮しやすい犬は刺激に過敏になりがちなので吠えてしまうことが多くなります。こんな時、出来ることは、先ず飼い主さんが落ち着くことです。飼い主さんも慌ててしまうと愛犬の興奮状態に拍車がかかってしまいます。次に「お座り」「伏せ」をさせる。普段は出来ている「お座り」「伏せ」も興奮状態では難しい時もありますが根気良く続けることが大切です。

さらに興奮状態で遊んでいるときに一旦遊びを止めさせ、落ち着いて来たらまた遊ばせるを繰り返す。できるだけ興奮がピークに達する前に遊びを中断させるのがポイントです。

D. の場合 …… お互いの愛犬同士が逃走距離防衛距離臨界距離まで近づいても吠えることがなければ、挨拶もできその後、遊ぶことも問題なく出来ます。気お付けたいのは遊びがエスカレートした場合には軽く吠えることもありますが、飼い主さんが落ち着いて、遊びを一時中断させ少し休ませるようにしましょう。お互いが遊びに没頭してしまうと終わりが見えてこなくなるので体力的なことや怪我なども考え飼い主さんが終わらせてあげるようにしましょう

困った!❷ 愛犬が散歩中に引っ張る

元々犬は人間と一緒に散歩をすることなど考えてはいません。ましてやリードを付けられ飼い主さんと一緒に散歩をすることなどは夢にも思っていはいないでしょう。なぜなら犬は本来、狩猟犬、鳥猟犬、牧羊犬など人間を手助けするために生活を共に送ってきた歴史があるからです。ですので、犬が人間と一緒に歩けば犬の方が早く人間は引っ張られるようになるのは当然のことなのかも知れません。

しかしながら、人間と犬が一緒に暮らすようになった今日では愛犬と飼い主さんの安全上できる限り、つい、愛犬がやってしまう困った引っ張る行動を改めなければいけません。では、愛犬が引っ張る理由はどこにあるのでしょうか?

犬が引っ張る理由とは?

A. 興奮してしまう …… 性格によって異なりますが散歩が楽しみで待ちきれない、外に出れた解放感などが多い。
B. 気になる物がある …… 臭覚が優れているので興味があると、ついつい行ってしまう。
C. 好きな人、犬を見つけると自我をとうそうととする …… 散歩で出会った犬友の飼い主さんから頂いたおやつつがきっかけで、次に出会った時も、もらえると認識してしまう。
D. 好奇心から …… 自分の気持ちをコントロールすることができず思いのままに歩いてしまう。これはその子の個性なので矯正するのは少し難しいこともある。
E. 危険を感じた時 …… 飼い主さんが気が付かないことでも愛犬には危険(匂い、音、威嚇されている)などを察知することがあります。
F. 人や鳥、自転車や車などに対して狩猟本能が働く …… 動くものに対して敏感に反応してしまう。

引っ張り癖を直すための躾方法

A、B の場合 …… 外に出たらすぐに「待て」「お座り」をさせ一旦落ち着かせてから散歩をスタートさせる。それでも興奮がおさまらなければ、また「お座り」をさせその場に少し留まるようにする。気になる物を見つけた時には、そのものに問題がなければ心ゆくまで付き合ってあげる。

C. の場合 …… 飼い主さんに対しておやつをあげないようにお願いをする。その後、2、3度は駆け寄って行っても徐々に駆け寄ってはいかなくなり自我も影をひそめるようになります。

D. の場合 …… 好奇心旺盛だと、とにかく引っ張ることが多くなります。愛犬に引っ張られるまま進んでしまうと、「引っ張れば好きなところへ行ける」思いこまれてしまう。
こんなとき飼い主さんは一旦、立ち止まりその場にとどまる。それでも、愛犬が前に進もうとしたら逆の方向に進む。逆に行っても、また引っ張り始めた場合は、また逆方向へ進む。そうすると愛犬は「どうしたのかな」と思い飼い主さんの様子を伺い顔を見るようになります。この時、愛犬とは目を合わさないこと。仮に愛犬の目を見つめてしまうと、愛犬からの指示を飼い主さんが待っていると解釈されてしまう可能性があります。これでは元も子もありません。

ですので、愛犬とは目を合わさず、もう少し歩き飼い主さんが止まった時に愛犬も一緒に止まればここで、初めてご褒美におやつをあげる。そして、ここまでは無言で行う。おやつをあげた後は声を出して思いっきり褒めてあげるおやつをあげる時間と褒める時間は短くするのがポイントになります。おやつをあげる時間が長くなるとご褒美ではなくなってしまうからです。

また、リードの長さも大切なポイントになります。リードは40~50㎝の長さを保ち常に張らない状態を保って愛犬は飼い主さんの横を歩くように心掛ける。

最初から思った通りには中々いきませんが、粘り強く回を重ねていくことで少しづつではありますが効果は出てきますので頑張って続けていきましょう。

E、F の場合 …… たくさんの場所で色々なシチュエーション(社会化)を経験して慣れてもらう方法が解決の近道なるかも知れません。

困った!❸ 愛犬が飛びついてしまう行動

散歩中に愛犬が飼い主さんや他の人に飛びついてしまうのにはそれなりの理由があります。犬は感情豊かな動物なので嬉しくて興奮してしまったり、自分が興味を持った物にはつい飛びついてしまいます。「困った!」と思わず原因から突き止めていきましょう。

飛びつく原因と心理

A. 顔周りを舐める …… 出会えることの喜びからが嬉しくて「遊んで欲しい」の気持ちから飛びつき顔や口を舐めてしまうことが多い。
B. 興奮してしまう …… 攻撃しようとは思っていなくても、興奮すると嬉しい気持ちをコントロールできずに飛びついてしまう。
C. 学習してしまう …… 飛びついた相手を倒してしまっても笑顔で対応することで、「楽しいこと」と学習する。
D. 食べ物の匂い …… 臭覚の鋭い愛犬達は、飼い主さんや散歩で出会う親しい人に、おやつ欲しさに飛びついてしまうことがある。

飛びつき行動を改めるための対策

A~D 共通の対策…… A、Bは愛犬の感情表現が多いようです。また、飛びつかれると飼い主さんは嬉しさのあまり、おやつを与えてしまうこともあると思いますが、飛びつかれた時にすぐおやつをあげてしまうのは良くありません。なぜなら、飛びつくと、おやつを貰えると学習してしまうからです。

そこで、飛びつき行動を改めるために大切になってくるのが、飼い主さんの愛犬に対するメリハリのある態度と的確なコマンドになります。
初めに、「飛びつかれても無視をする」を徹底する。何度、飛びついても無視をすることで愛犬に思っていると通りにはならないことを理解してもらう。愛犬が飛びつきをしなくなり落ち着いたところで「お座り」をさせ「お座り」が出来たら、おやつをあげて思いっきり褒めてあげる。
ここで大切なのが複数のコマンド(待て、ダメ等)を言わないこと。これをやってしまうと愛犬は迷って理解できなくなってしまいます。そして、お座りできてもすぐにはおやつをあげず10秒以上は待たせ愛犬を見ないこと。なぜなら、「お座り」が出来たとしても一瞬で、また、すぐに飛びついてしまうことがあるからです。何度も辛抱強く行う必要がありますが決して叱らないことです。

困った!❹ 拾い食い

散歩中、愛犬の拾い食いに「困った!」と思われている飼い主さんも少なくないと思います。しかし、その行動自体には何の問題もなく愛犬にしてみれば自然なことなのです。狩猟本能が備わっている犬にしてみれば地面に落ちているものを口にし確認する行為は犬が生きて行く為には欠かせないものなのです。

ただ、野生時代とは違い人間と生活を共にするようになった現代では、地面に落ちているものも違い危険度が増しています。ですので、その危険は飼い主さんが回避していかなければなりますん。

拾い食いは危険

拾い食いは様々な危険があります。
A. 動物のフン、鳥のフン、動物の死骸 …… 感染症などの危険
B. 農薬、除草剤 …… 中毒症状の危険
C. 布類、ガラス、金属片 …… 消化が出来ない為、食堂や胃などに溜ってしまう危険性がある
上記以外にも危険な物が沢山あります。拾い食いの危険性について、詳しい情報は下記サイトをご覧ください。

犬に拾い食いをさせないための躾方法

犬の拾い食いは(1歳前後までは仕方がない)月齢を重ねるごとに殆どの場合落ち着いてきますが、稀に、月齢を重ねても落ち着かず拾い食いをしてしまうことがあります。この場合、飼い主さんが愛犬について考えてみる必要があるかも知れませんね。

犬種にもよりますが、愛犬の体重などからご飯の量が足りているか今一度確認してみることや、ひょっとすると既に拾い食いが常態化している場合もあります。

ここでは、1歳を過ぎて月齢を重ねても拾い食いがおさまらない場合の躾についてのお話になります。

愛犬によっては、はじめから拾い食いをしない子もいれば散歩したての頃から拾い食いを始める子もいて様々ですが、それは犬種や個性の違いによることが多いようです。例えば

好奇心、自己主張が強い子の場合 …… 一度口にしてしまうと口から出させるのは難しくなりますので、飼い主さんは決して慌てて騒がないことが一番です。好奇心が強い子は特に口にしたものがなんであるかを確かめようとするので、そこで飼い主さんが慌てて口から取り出そうとするのは愛犬にとっても飼い主さんにとっても危険なので止めましょう。飼い主さんが口に手を近づけると取られてしまうと思い飲み込んでしまうこともありますし、取られまいとして噛みついてくることもあります。

もし、このような状況になった場合はベストではありませんがよりベターな方法として、「愛犬が最も好きなおやつと交換してもらう」です。ポイントは飼い主さんに注目させることです。「名前を呼ぶ、音を立てる」などで飼い主さんの足元へ呼び寄せ、愛犬の大好物のおやつを鼻先に近づけ、口から異物を出したらおやつをあげて褒めてあげる

しかしながら、この方法では賢い子の場合には拾い食いを助長してしまうことがあります。「拾い食いをする」「おやつが貰える」ことを学習してしまうケースも起こりえます。

では、根本的な解決方法(躾)は!

常に飼い主さんの横を歩くようにし、意識を飼い主さんに向けるようにする。愛犬に合わせて立ち止まる必要はありません。リードは短く持って少したるませ、飼い主さんのテンポで愛犬の少し前を歩く。愛犬のペースに惑わされないこと!これだけのことですが、実際にやってみると中々上手くいかないことも多くちょっと大変ですが、根気強く続けることで効果は出てきますので、愛犬と飼い主さんのお互いのことを考えて続けていきましょう。

また、拾い食いのトレーニングはゴミなどが落ちていないルートで愛犬が散歩に集中できる環境選びにも心がけましょう。

困った!❺ 愛犬が走り出してしまう

散歩中に愛犬が突然走り出してしまう経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?不意を突かれると飼い主さんも危険ですし愛犬にとつても危険ですので原因究明と対策は欠かせません。

散歩中に突然走り出す原因

A. 興奮している …… 仲良しの子や、その飼い主さんを遠くに見かけた時など嬉しさのあまり走り出してしまう。
B. ストレス解消 …… 飼い主さんとのコミュニケーション不足により自分の思い通りに行かない場合。例えば、遊びたいのに遊べなかったり、その逆で寝ていたいのに起こされるなど愛犬にとって心地よくない状況の積み重ねが原因で走り出してしまうことがある。
C. エネルギー発散 …… 飼い主さんの都合が悪かったり、困ったことに天候が悪かったりで散歩がお預け状態になっていた時などは、いきなり走り出すこともある。
D. 不安や恐怖 …… 工事現場などの突然の大きな音や風で物が飛ばされる光景に不安をおぼえその場にいられなくなる。
E. 好奇心 …… 臭覚が鋭い愛犬達は、物の形は見えなくても、ある匂いを目標にまっしぐらに走り出すことがあります。

愛犬を安全に制御するための対策

A~Eの共通対策 …… とにかく安全第一に考えましょう。そのうえで、リードは少し余裕を持たせ短めに持ち、走り出してしまった場合でも慌てて大声を出して叱るのは避けましょう。大声を出して叱っても効果はありません。ですので、普段から適切なコマンドに従えるように練習しておきましょう。

この場合は「待て」です。慌ててしまって「ダメ」「お座り」などいろいろ言わないで「待て」で統一するようにしましょう。そうすることで落ち着いてくれるようになるでしょう。もし、コマンドに従わない場合は飼い主さんがその場に立ち止まり愛犬が落ち着くのを待つようにしましょう。

困った!❻ 地面や周囲の匂いに釘付け

愛犬と散歩に出かけても匂い嗅ぎばかりで散歩にならないと嘆いている方もいらっしゃるかも知れませんね。毎日のことなので出来れば楽しい散歩にしたいものです。しかし、犬が匂いを嗅ぐのは、もって生まれた本能の一つで大切な行動なので、私たち人間が上手に付き合っていくしかありません。では、匂い嗅ぎの役割と付き合い方について見ていきます。

愛犬の匂い嗅ぎには重要な役割がある

私達人間にとっては困った愛犬の匂い嗅ぎですが、そこには重要な役割があり、その一つが大切な情報収集です。さらに、毎日の楽しみがその匂いの中にあるのです。詳しい内容については下記サイトをご覧ください。

愛犬の匂い嗅ぎとうまく付き合うには

まず、愛犬の匂い嗅ぎは犬が生きて行く為に欠かすことのできない行為、行動なので飼い主さんはしっかり認識しておきましょう。そのうえで何ができるのかを考えます。

A. 愛犬の気を逸らす …… 地面、ゴミ、電柱などの匂いを嗅ぎそうになったら、名前を呼んでおやつなどで、匂いの元から愛犬の気を逸らす。この時リードで引き寄せることはしない。なぜなら、犬は引っ張られた方向とは逆の方向へ、かなり高い確率で行ってしまうので逆効果になってしまいます。
B. 道路の端を歩かせない …… 道路の端には匂いの元になるゴミなどが沢山落ちていますので、愛犬の匂い嗅ぎを防ぐためにも飼い主さんが端を歩きましょう。但し交通量の多い通リは避けましょう。
C. 同じルートを歩く …… 新しいルートには、いつも歩いているルートにはない気になる匂いが沢山あります。ですので、匂い嗅ぎを防ぐためには同じルートを散歩することで、環境、匂いにも慣れ徐々にではありますが軽減されることもあります。

上記A.B.Cには一長一短があり万全ではありません。例えば、Aでは、匂い嗅ぎに夢中になると名前を呼んでも反応してくれなかったり、Bでは、何時も飼い主さんが道路の端を歩いてはいられないことも、Cでは、いつも同じ散歩ルートだと刺激がなく愛犬のストレスが溜ってしまうなども考えられます。ですので、愛犬の様子を伺いながらの対応が必要になってきます。

臭い嗅ぎとの付き合い方 愛犬コタ2のケース

我が家の愛犬コタ2も散歩に出かけると臭い嗅ぎばかりで正直言って大変です。上記A.B.Cは当然、試みてみましたが思っていた程の成果は得られずあきらめの境地に。しかし、ここで諦めてしまうわけにもいかず色々試した結果、たどり着いたのが「ひたすら歩く」と言う方法です。

コタ2の場合散歩に出かけるとすぐに、やってしまうのが匂い嗅ぎです。これは個体差の違いなので諦め、少しの間は匂い嗅ぎに専念させてあげます。その後は、リードを短めに持ち私の左横に来るようリードでコントロールをし、その後はひたすら歩く。当然、途中で匂いが気になり止まろうとしたり左右に引っ張る事もありますが、リードでコントロールをして止まることなくまっすぐ歩きます。とにかく休まず歩く。

歩く途中で私の様子を伺うこともありますが、無視をして歩き、匂い嗅ぎが安全に出来るところで立ち止まり、ここでおやつをあげ満足いくまで匂い嗅ぎをさせてあげます。匂い嗅ぎが終わると、また、リードを短く持ち左側を歩かせます。この、ひたすら歩くを朝、夕2回行っています。

以前は匂い嗅ぎに専念して中々歩きませんでしたが、最近は少しずつ私の横を歩いてくれるようになってきました。リードのコントロールは、ピ~ンと張らずにゆとりを持たせ短く持ちます。そして匂いの方向に引っ張った時には軽く上方向に引きます。決して強く引き寄せないことがポイントです。さらに、コタ2の歩くリズムに合わせリードの強弱をつけています。

まとめ

愛犬が散歩で、つい、やってしまう6つの困った行動についてお話をさせて頂きました。思い当たる行動はあったでしょうか?無ければ幸いですが、仮にあった場合は犬種や個体差によって様々ですので飼い主さんは焦らず、楽しみながら続けていくことが大切になります。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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