愛犬と暮らす方必見!地震から飼い主さんと愛犬を守るための5つの対応策とは!

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愛犬と暮らしている方は沢山いらっしやると思いますが、毎日何事もなく暮らせることの幸せにきずいている方はどの位いらっしゃるでしょうか?

色々な人災を含め、自然災害(地震)などがいつわが身や愛犬に降りかかってくるかわかりません。

そこで今回は地震の時に備えておきたい5つの対応策について、東日本大震災の教訓を踏まえ最低限出来得ることを飼い主さんと愛犬を守る為に出来ることを考えてみます。

我が家にも愛犬コタローがいますので地震などの災害から守ってあげたいと考えています。

一戸建ての家屋に対してマンションやビルは揺れが大きくなってしまいます。我が家もマンションなので東日本大震災の時は大変なことになってしまいました。

地震が発生した場合、「大きいぞ」と感じた場合一番にやる事は外に出るための逃げ道を確保することです。この行動こそが、あなたと愛犬を守ることにもつながります。

また、事前に準備できることは日々心がけておくようにしましょう。特にペット(愛犬)などと一緒に暮らしている方は欠かすことのできない大切なことだと思います。

マンションにお住まいの方は建物全体の形状を考え、家具の配置をチョット変えることで被害を最小限にとどめる事や飼い主さんと愛犬を守ることにもつながります。

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1.地震! 大きいと感じた時は第一に逃げ道を確保

マンションなどの高層階で生活している方は特に大きい揺れを感じたら不安になりますよね。そんな時、第一にすべきことは避難通路の確保です。これが最優先!玄関ドア、窓などを開ける!万が一激しい揺れによってドア、窓などが開かなくなってしまうと部屋に閉じ込められてしまい、愛犬どころかあなた自身を守ることすらできなくなってしまいます。

ペット(愛犬)などと一緒に生活をしている場合は飼い主さんが慌てない事です。飼い主さんが慌ててしまうと愛犬も動揺してしまいますので。

避難口を確保した後も大きな揺れが収まらない場合は身の安全を確保することが大切です。その大切なこととは

1)転倒の恐れがある家具などからは離れる

2)机、テーブルなどの下に逃げ込む、さらに頭などは座布団などで保護する。近くに座布団などがない場合には手で頭を保護!愛犬などは自分のお腹の下に抱え込む。

3)火の始末は揺れが大きい場合は揺れが収まってから。揺れが小さい時はすぐに火を消す。万が一火災が発生した時は大声を出し周りの人に火災を知らせみんなの力を借り消火にあたる

4)非難をする時はマンションなど集合住宅の場合エレベータは使用しない。(基本中の基本)

5)事前に最寄りの避難場所を確認しておく。一度、愛犬と一緒に道順を確認するためにも避難場所まで行ってみることをお勧めします。

愛犬を守るための注意点

飼い主さんが行く避難場所が『同行非難』『同伴非難』のどちらに対応しているかを確認しておく!

『同行非難』は愛犬とともに避難場所まで一緒に行けますが、避難所において愛犬とともに過ごすことは出来ません。

『同伴非難』は愛犬とともに避難場所まで行き、避難所において一緒に過ごすことが出来ます。

『同伴非難』が可能な避難所の場合にはあらかじめ防災用品を揃えておく必要があります。

揃えておきたいものリスト(一週間分くらい)

  • 水と水を入れる器
  • 食料(ペットフード)フードボール、おやつなども
  • 持病、体調が優れない場合は常備薬も忘れずに
  • ペットシーツ
  • トイレットペーパー(ウンチを処理するため)
  • ゴミ袋
  • ウンチを入れるための袋(匂いが漏れない物)
  • ウェットティシュ(除菌用)
  • 消臭スプレー
  • リード、首輪
  • 各種ワクチン証明書コピー(周りの方々に安心してもらうため)
  • 逸れてしまった時の為に愛犬の写真など

2.事前に用意できるものは準備をしておく

地震はいつ起きるか全く分かりません。ですので真夜中に起きることも十分考えられます。昼間に起きてもあわててしまうので、真夜中ですとなおさらですよね。

そこで考えられるのがスリッパ、懐中電灯、ラジオを手の届くところに用意しておくと、いざと言うときに役だちます。飼い主さんがおやすみになる部屋が脱出する玄関までどの部屋を通るかにもよりますが、食器棚などがあるリビングを通るときは、中の食器が飛び出したり食器棚自体が倒れ割れた食器が散乱することも考えれらます。

そこで、履物が必要になってきます。手軽に用意できるものとしてスリッパですが出来れば少し底が厚めが安心できます。停電の時のことも考え懐中電灯、ラジをなども忘れずに!

床に散乱した食器の破片で愛犬も足に怪我をする場合もありますので、その時の状況に応じて愛犬が破片を踏まないようにしてあげる必要があります。とは言え、とっさの事なのでそんな余裕はないと思います。

経験上愛犬は抱えてあげるのが一番確実です。

次に非常用の持ち出しバック(飼い主さん用)こちらも愛犬用と同様(一週間分くらい)

  • 食料品(ご飯、レトルト食品、カップ麺、缶詰、ビスケット、乾パン、チョコレートなど)
  • 飲料水(一日一人3リットルが目安)
  • 防災用品(ヘルメット、防災ずきん、軍手)
  • 救急用品(包帯、ばんそうこう、消毒液、常備薬)
  • 衣類(下着、冬場は上にはおる物、バスタオル、靴下など)
  • 貴重品(預金通帳、印鑑、現金、運転免許証、健康保険書、診察券)
  • 懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯充電器
  • 洗面用具(歯ブラシ、歯磨き粉、タオル)
  • その他(使い捨てカイロ、ノート、ボールペンなど)

感染症予防として

  • マスク、手指アルコール消毒液、ハンドソープ、ウェットティッシュ、体温計など
以上のようなことが出来るとあなたと愛犬を地震から守る可能性が高まります。

3.愛犬のためにも家具の配置をかえる

地震はいつ起こるか今の時点でははっきりとは分かりません。せめて日頃から出来る対策は考えておきたいものです。そこで、マンション全体の形に対して地震の揺れがどの方向に揺れるのかについて次ようなことが考えられます。

例えば上図のような横長に建てられたマンションの場合、横方向(B)よりも縦方向(A)に大きく揺れることが多くなります。

そこで家具の配置などに注意を払うことが必要になってきます。なので大きく揺れる方向に対して家具(ベージュ色)テレビ(青)などは平行に配置することで転倒などの被害が少なくなることが考えられます。

揺れの方向に対して平行に配置すると、なぜ倒れにくいのか?それは大きく揺れる方向の衝撃を受け止める家具の床面積が大きいからです。

さらに家具の場合は壁に直接つけるのではなく壁から4~5㎝離すことで建物全体の大きな揺れを避けることが出来ます。壁に密着させてしまうと転倒の可能性が大きくなってきます。(上図参照)

一方で左端の部屋のように大きく揺れる方向に対して家具(赤色)テレビ(オレンジ)を直角に配置すると揺れの衝撃を大きく受けてしまい転倒の可能性が多くなってしまいます。

また、下図のように天井との空きがある場合には家具転倒防止伸縮棒などでしっかりと固定をすることを徹底することが大切です。

分かってはいても、狭くてたまった荷物の置き場所に困り、ついつい家具の上に物を上げたりしませんか?そう言った場合には天井との隙間を作らないようにした方が家具の転倒を避けることにもつながります。

4.愛犬のためにも食器棚にも工夫を

食器が飛び出さないようにドアストッパーを取り付けるなどの工夫を実行されている方は沢山いらっしゃると思いますが、さらにもうひと工夫してお皿の重ね方を考えてみましょう。

食器を重ねる場合下から順番に大きいもからではなく中・大・小の順番に

何故なら下から大きいものを順番に重ねると大の上に乗った中の皿の周りに動くスペースが出来るため、同様に中の上に乗った小の皿も動いてしまいます。

ちょっとしたことですが、これらことを日頃から習慣づけることでもいざというときに被害を最小限に抑えることが出来ます。愛犬と飼い主さん自身を地震の被害から守るためにもお試しください。

中・大・小の順番ですと中の上に乗った大の皿が密着する感じになるので揺が伝わりにくくなる。

5.愛犬が一人で留守番をする場合の対応策

一人で留守番ちょっと寂しい

例えば、次のような対策も考えられます。

愛犬の避難通路も確保(各部屋に移動できるようドアは開けておく)

愛犬コタローと一緒にいるときに地震があり、その時のコタローの動きを観察していると恐怖のあまり右往左往していました。コタローなりにただ事ではないと感じとったのでしょう。

東日本大震災の時もコタローが移動できるようにとすべてのドアを開けたままで出かけていました。それが結果的にコタローの命を救ったのかも知れません。

それ以来私達が出かけコタローが一人になる時には必ずすべてのドアを開けてから出かけています。そうすることがコタローにとって本当に安全かどうかははっきりとは分かりませんが、東日本大震災を教訓にそうしています。

普段から非難する場所を教え込む

犬と言えどもどこのご家庭でも、もはやほとんどの場合家族の一員。家族同様の愛犬を可愛いからと言って甘やかしてばかりでは、最終的に良い結果は得られません。

良くない事をしたときはしっかり叱る。その反面どんな些細な事でも良い行動を取った時にはとにかく褒める。叱るときの何倍も褒めてあげる。メリハリをしっかりつけること。この時大事なのはリーダーが犬ではなく人間だと言うことをしっかりと認識させること。

人間と愛犬の上下関係をしっかり築くことが先決です。この関係が構築出来れば後は目的を持って一つ一つ根気強く続けていくことです。

ポイントはあなたが犬のリーダーだと言うことを認めさせることです。それに伴いリーダーであるあなたから愛犬の表情を伺わないこと。

愛犬の方からリーダーであるあなたの表情を伺いに来るのを待つ。我が家のコタローも食事の時や散歩の時などは私のようすを伺いに来ます。

愛犬のゲージにも気配りを

◆愛犬のゲージが家具などの転倒でつぶされない場所に設置し、仮に転倒してゲージに当たってもゲージがつぶれないよう処置をしておく

色々なタイプのゲージがあるのでそのゲージにあった補強をする。例えば、ゲージサークルの場合はつなぎ目の4ヶ所を結束バンドで上・中・下の3ヶ所、計12ヶ所をしっかりと止める。この時遊びが出来るようであれば木片などをかませる。木製の場合はL字型金具で止める。

◆愛犬のゲージなど上部がオープンになっているものは落下物を防ぐためにも天板を用意しておく。ただゲージの上に天板を載せるのではなく、天板がずれて落ちないようにガムテープなどで固定をする。

以上のような対応策を行う事で地震から愛犬を守る可能性も高まります。

まとめ

  • 地震の時大きな揺れを感じたら一番にすることは玄関のドアを開ける
  • 事前に公共の避難場所を確認しておく
  • 一度は愛犬とともに避難場所までの道順を確認しておく
  • 揺れに対して家具の配置を考えることで愛犬を地震から守ることが出来る
  • 愛犬を一人にする時はどの部屋にでも行けるようにすべてのドアを開けてから出かける
  • 愛犬を地震から守るためにもゲージの補強もしておく

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