嫌がる愛犬を自宅で気軽にシャンプーするには!

嫌がるシャンプー
最初は専用のタオルで拭く

皆さんは愛犬のシャンプーはどうされていますか?ご自宅ですか、それとも動物病院やトリミングサロンですか?プロにお願いするとお金の面でもちょっと大変。

我が家の愛犬コタローの場合は3ヶ月くらいに一度のトリミングのとき以外は、自宅でシャンプーをしています。シャンプーと一口でいっても嫌がるワンちゃんもいると思いますのでチョット大変。でも、可愛いワンちゃんのためにも出来れば、自宅で気軽にシャンプーができれば最高ですよね。

そこで、たまには自宅でシャンプーが出来ればとお考えの方に我が家の愛犬コタロー『シャンプー気軽体験談』の紹介です。愛犬のシャンプーでお困りの方に参考になれば幸いです。

愛犬のシャンプーは体調を一番に考える

まずはじめに愛犬のシャンプーについて不安がある場合、ネットで色々と調べたりすることがあると思いますが、あまりネットの情報だけに頼るのは最善の方法とは言えないところもあるように思われます。

大切なのは愛犬の体質、体調などを的確に把握をし元気なときを見計らってシャンプーをしてあげるのが良いかと思われます。ワンちゃんが元気だと気軽に出来ます。

シャンプーの頻度についてもネットで調べると月1~2回というのが多いようですね。また、週1回というのはシャンプーのしすぎというのもあります。

ワンちゃんは人間と比べ皮膚が敏感なのでシャンプーのしすぎはあまり良くないということなのだと思われます。

しかしながらワンちゃんも、もって生まれた体質があり、それぞれの愛犬にあったシャンプーの仕方を、かかりつけの動物病院の先生にも相談をしアドバイスを受け最善の方法を考えてあげたいものです。

1. シャンプーの選び方は?

当然ですが、人間用のシャンプーは使用しないでくださいね。『人間用のシャンプーでいんじゃない』という人もいらっしゃるようですが、ワンちゃんの皮膚は人間よりも刺激に弱いので、皮膚病などのトラブルを避けるためにも犬専用のシャンプーを使いましょう。

なおかつ犬用のシャンプーでも刺激性の強いものから弱いものまで種類が揃っていますのでワンちゃんの体質にあったものを気軽に選んであげてください。

コタローの場合は以前に皮膚病を患ったことがありますので、その時から薬用シャンプーを使用しています。その中でも刺激が少し強めのものと低刺激性のものを使い分けています。

使い分けの理由としてはシャンプー後、数日たってから身体に湿疹がでてくる度合いで湿疹が多ければ低刺激性のものを使用するようにしています。

皮膚病がないワンちゃんの場合は薬用シャンプーの必要はないと思います。

コタローの場合、一般的なシャンプーではダメで、一度薬用シャンプーから普通のものに変えてみたのですが、皮膚病がぶり返しフケなどが沢山出てしまいました。ただでさえ犬の肌は敏感なので皮膚病を患ったコタローには肌に馴染まなかったのだと思われます。

それ以降はずっ~と薬用シャンプーを使い続けています。このシャンプーは動物病院の先生に相談をして決めた物です。皆さんの愛犬がもし皮膚に問題がある場合には、一度、気軽な気持ちで動物病院に相談をしてから使用するシャンプーを決めた方が安心できますよ。

コタローの皮膚病は動物病院の先生に相談をしながら自宅で、気軽にシャンプーすることで病状が改善されてきました。ですので、シャンプー選びは重要なポイントの一つになります。

2. 自宅でのシャンプーに揃えておきたいものは?

使用する用具はブラシ、ハサミ、リンス、カット綿、耳用の洗浄液などです。

これは、あくまでもコタローの場合の話ですが、ブラシはシャンプー前とシャンプーのときに使用します。コタローは抜け毛が割と多いのでシャンプーの前にブラッシングをしておくことでシャンプーが楽になりますし、薬用の成分が肌に浸透しやすくなります。ハサミは部分的に伸びてきた毛をカットするときに使います。このハサミが意外と重宝しています。

コタローの場合、耳を足でボリボリかきむしり、奥の方までただれた状態になるのでカット綿と洗浄液は手放せません。シャンプーのときは比較的おとなしくしていてくれますので、耳の掃除も一緒に行います。耳掃除が終わった後に点耳薬を2~3滴たらし耳の付け根をマッサージしてあげるとより効果的です。耳には水が入らないように気お付けています。

また、被毛が部分的に伸びてしまったところは、おとなしくしていてくれますので、気軽にカットも出来ます。気お付けたいのはハサミで皮膚を傷つけないようにすることですね。カットした毛はまとめておくと後の処理が楽です。そうしないと排水溝が詰まってしまい水が流れなくなってしまいます。なにせ人間と兼用のお風呂なので!!

リンスは、以前は使用していましたが、被毛が元々柔らかいのでコタロー場合、最近はあまり使用しません。それでも、被毛が硬くなってくるとたまに使います。ちなみに、リンスの使用目的はシャンプー後の被毛の保護をするために用います。

3.自宅での シャンプーは気軽な気分で!

シャンプーをする飼い主さんが緊張してしまうとワンちゃんも一緒になって緊張してしまいます。なので、ワンちゃんと水遊びをするぐらいの気分で始めるのもいいかもしれません。

愛犬には、お風呂場に慣れてもらう必要があります。では、どうしつけをすればよいのでしょうか? 例えば、おやつなどで誘ってみたり、遊びの流れの中で誘導してみたりなど考えられます。しかし、気を付けて頂きたいのは決して強引に力ずくでしつけないことです。

何故なら、そうすることによって、愛犬はお風呂場が嫌いになってしまいます。具体的には、『お尻をたたいたり』『首を捕まえて引っ張り込んだり』などは絶対に避けましょう。

コタローの場合は、小さい頃は抱っこをして入れば問題はなかったのですが、大きくなって来るにつれて、簡単に抱っこさせてくれなくなってきました。今、考えると小さい頃からちゃんとしつけをしておけばよかったなと反省していまが、後の祭りですね。

そこで、いろいろ考えた結果、一般的ではないと思いますが、散歩の後にシャンプーすることを思いつきました。散歩の延長としてシャンプーを済ませようということです。

シャンプーする日は、前もってシャンプーグッズを用意してから散歩に出かけます。ひと通リ散歩が終わり帰って来ても、リードは付けたままで外しません。

さすがに最初のうちは嫌がってお風呂場には行きませんでしたが、それが2回、3回と続くうちに徐々に慣れて来て、今では散歩から帰ってリードが外されない場合は、シャンプーだということが分かったみたいで『コタローお風呂だよ』というと自分からお風呂場へ入っていきます。

調べてみると、『リードを付けて引っ張るのはよくない』というのもありましたが、大事なポイントは愛犬に抵抗なく、覚えてもらうこと。コタローの場合『リードが付いているとき=シャンプーする』ということを、覚えてもらうことが出来たので大成功だと思います。

今では、『リードが付いているとき=シャンプーする』というのがコタローの頭の中にインプットされたみたいです。ですので、今は自宅で気軽にシャンプーが出来ていて金銭的にも助かっています。

とは言っても、『リードを付けて引っ張るのはよくない』とも、いわれていますし、犬種やワンちゃんの大きさによっても、異なって来ると思われます。コタローのケースはあくまでも参考まで。

4. シャンプーの頻度は?

コタローの場合、2週間に1度くらいです。仔犬から老犬までいずれの場合も変わらないようですが、シャンプーはワンちゃんにとってかなり体力を消耗するようです。ですので老犬の場合は、何か問題がない限りは極力回数を控えた方がいいといわれています。(月1回程度)

コタローの場合は皮膚病を患っていたころ(7歳~10歳位)は、週に1度のペースでシャンプーをしていました。動物病院からのアドバイスで、コタローの体に湿疹が多く出て、痒がり初めて来たときなどは、週2回というときもありました。

でも、先生の話によると極力、回数は少なめの方がよいそうです。ですので、コタローは薬も併用していました。

気を付けたいのは、健康な場合のシャンプーのしすぎです。というのは、洗いすぎることによって落とさなくてもよい皮脂まで落としてしまい、乾燥によってフケが出やすくなったり、痒くなったりするからです。時には、皮膚が傷つきやすくなったりすることもあるので、くれぐれもシャンプーのしすぎには注意をしましょう。

コタローは今年15歳(8月4日 今日が誕生日)になりましたので老犬の仲間入りです。ですので、シャンプーの回数は3週間~1ヶ月に1度のペースで行っています。

また、自宅では全くシャンプーをされないという方もいらっしゃるかと思いますが、シャンプーをしないと、皮膚トラブルを招いてしまうことがあります。その原因とされるのが、皮膚常在菌の悪玉菌が悪さをすることによって起こるようです。

ですので、匂いが気になったり、毛の汚れやべたつきが気になるときは、濡れたタオルでこまめに拭いてあげるのも一つの方法です。

どうしても、気軽に自宅でシャンプーが出来ない方は、可愛い愛犬のためにも動物病院やトリミングサロンなどでのシャンプーをお勧めしたいですね。

5. 気軽なシャンプーの仕方は?

お風呂場への誘導が出来たらシメシメです。ここでは、一般的なシャンプーのやり方ではなくあくまでもコタローの場合のお話をさせて頂きます。

シャンプーの泡作り

先ず、設定温度は38℃以下人間が少しぬるいと感じるくらいのお湯を、手頃な容器にお湯を張りシャンプーを適量入れスポンジで泡作りをします。

泡作りの注意点としては、最初からお湯を多く張りすぎないこと。お湯を多く張りすぎるとシャンプーが大量に必要になってしまうので、チョット勿体無いです。ワンちゃんの大きさなどを考えて泡を作りましょう。スポンジは大きめがいいですよ。

泡を作るといっても、どのくらいの泡がいいのか分かりませんよね?そこで、作った泡を手のひらに多めに乗せ、手のひらを裏返しにしても泡が落ちないのが、キメの細かさからも丁度良いとされています。

泡作りがチョット面倒と思われる方は、シャンプーの原液を手に取り、手のひらで泡立ててから使いましょう。決して原液をワンちゃんに直接かけないでくださいね。原液が直接ワンちゃんの皮膚に触れると、皮膚を傷めてしまうことがありますので注意しましょう。

上記の二つのやり方で上手くいかない、面倒だと言う方におすすめなのが百円ショップで手に入るプッシュ式の泡だて器です。色々なタイプのものがありますので、ご自分で使いやすいと思われるものをお選びになるとよいと思います。

使い方は説明書が付いていますので参考にしてみてください。女性が洗顔の時に使われる泡だて器と同じ仕組みのものです。

気を付けたいのはワンちゃんですのでお湯の温度は38℃以下で、分量については、勿体無いと思い少なめに作ると途中で足らなくなり、二度手間になってしまうので残った分は捨てるつもりで、最初は少し多いかなと思うぐらいが良いと思います。二、三度使っているうちに分量もわかってきますよ。分量が分かって慣れてくるとこれが一番便利で経済的かもしれません。

低刺激性のシャンプーについて

愛犬コタローの湿疹が中々普通の薬用シャンプーで治らないとき低刺激性のシャンプーを使用したことがあります。このシャンプーは前もって泡立てる必要がなく、はじめに愛犬の体を濡らし、その後シャンプーを身体全体に馴染ませます。

その後10分位そのままの状態で放置しておきます。10分後によく洗ってからすすぎをします。泡立てる必要がない分だけとても楽ですし、効果もかなり期待できます。

このシャンプを使用した後のコタローの湿疹はほとんどおさまりました。ただ、効果が期待できる分普通の薬用シャンプーから比べると価格が3倍以上してしまいます。

ですので、ワンちゃんの体質、体調などを考えながら通常の薬用シャンプーでも回数を増やすことで効果が上がると思われますので、愛犬の体調を見ながらシャンプーされるとよいと思います。

愛犬の体を濡らします

お湯の温度は38℃以下で、ワンちゃんがビックリしないように、足、お尻、しっぽ、動体、首回り、頭、お腹の順番で皮膚表面をまんべんなく濡らします。温度が高すぎると皮膚を刺激してしまいますので、38℃以上はダメです。

必要に応じてブラッシングをします。被毛が伸びてからまっているときなど、このときブラシの先端が皮膚に触れないようにしましょう。

いよいよシャンプーです

愛犬コタローの場合ワンちゃん専用のバスタブは使用しません。小型犬や犬種によってはバスタブを使用するのも良いと思われます。

事前に用意しておいたシャンプーの泡を全身にまんべんなく塗布します。被毛にそって指の腹のみで、もみ込むように優しくマッサージします。決して爪は立てないようにしましょう。

痒がっている部分や赤みがある場合はその部分から先に洗いましょう。目、口、耳などにシャンプーが入らないように十分注意しながら洗いましょう。

コタローの場合、皮膚病が気になるので、体を手で触れ湿疹が多くある場合には、2度洗いをする事もあります。また、薬用シャンプーを使っていますので効果を引き出すために、シャンプー後10分ぐらいはそのまま放置しておきます。特に問題がなければ1度洗いで十分です。

あと、シャンプーにかける時間ですが、おおよそ15分位。長くても20分です。シャンプーはとてもストレスがかかるので、時間は出来る限り短めがいいと思います。

愛犬コタローは高齢というのもありますので15分以内に終わらせています。10分間の放置時間は別です。

体のすすぎ

すすぎのときも38℃以下で全身の泡を洗い流します。このとき少しでも泡が残ったりすると、皮膚炎の原因になったりしますので念入りに流すようにしましょう。

指の間、耳の周辺、おなかには泡が残りやすいので特に注意するようにしましょう。顔や頭部をすすぐときは鼻に水が入らないようにしてください。

愛犬の皮膚、被毛を乾かします

すすぎが終わったら、速やかに乾かしましょう。まずタオルを使う前に『ブルブル』してもらい水気を飛ばします。

愛犬コタローの場合『ブルブルして』というとブルブルしてくれます。これを2回してもらってからワンちゃん専用のタオルで水気をしっかりと拭き取ります。

その後にまた『ブルブル』を2回してもらいます。その後に今度はバスタオルで全身をもみほぐす感じで被毛の水分を取り除きます。それが終わると、また『ブルブル』を2回その後に、バスタオルで仕上げの拭き取りをします。これで完了です。

こうすることで、この後10~15分ぐらいでほぼ乾きます。足についてはドライヤーで乾かすこともあります。

愛犬のドライヤーは

愛犬コタローの場合、以前に大失敗をしました。シャンプーの後のドライヤーがけで、温風でしっかり乾くまで、かけてしまったために皮膚を傷めてしまいました。完治するまでに半年ぐらいかかったように記憶しています。

ですので、皆さんがドライヤーを使用するときは冷風を使用してくださいね。ワンちゃんがビックリしないように、お尻の方から初めて40㎝ぐらいはなしてくださいね。

ブラシを使用する場合は被毛を逆立てる感じで、冷風を当てて乾かしましょう。

愛犬コタローには基本的にドライヤーは使いません。使うとすれ足を乾かすときのみです。足もしっかり乾かさないと水虫になったりする可能性もあります。

基本的に体調がすぐれない場合は、シャンプーは避けましょう。

少し疲れて寝てしまいました

まとめ

  • お風呂場へは無理やり連れ込まない!
  • シャンプーはワンちゃん専用のシャンプーで!
  • お湯の温度は38℃以下で!
  • シャンプーに要する時間は15~20分
  • 洗うときは指の腹で、もむように優しくマッサージ
  • すすぎは念入りに流す
  • 体調がすぐれないときは、シャンプーは避ける

ワンちゃんによっては、どうしても自宅で気軽にシャンプーが出来ないこともあります。そういった場合には、気軽に拭くだけですむスプレーシャンプがあります。愛犬が嫌がることがなければ、お使いになってみてはどうでしょうか。

それでもダメな場合には、濡れたタオルでこまめに拭いてあげるのも良いと思います。特に、肛門や足、顔、おしっこなどで汚れている部分など。自宅でも気軽で簡単!

またドライヤーを使う場合には、正面からの風はとても嫌がりますので、確認をしながら後ろから行なっていきましょう。

愛犬のためにシャンプーも気軽に楽しく頑張りましょう!

コメント

  1. […] 3日(日)→(晴れのち曇り)体調良好、朝食普通に食べた。久々に朝シャンプーをする、シャンプーを舐めるのを止めずシャンプー後ウンチ。少し下痢気味。夕食は普通に食べた。朝の […]

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