愛犬との適切な会話で飼い主さんとの距離が断然近くなる!

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愛犬が飼い主さんに望んでいるものの一つに楽しい会話があり、愛犬との意思疎通を図るうえでも適切な会話はとても大切です。

愛犬と長く付き合っていく上で、この会話はお互いのコミュニケーションを円滑にして行く為に重要になります。

コミュニケーションは、『受け取る側』この場合は愛犬が、『何をどう言うふうに受け取るか』によってはじめて成立することになります。人間同士の場合ですと、何を伝えたかではなく相手に対して『どのように伝わったか』が重要なポイントとなりますが、相手が愛犬の場合はどうなのでしょうか?

そこで、今回はどのような会話が愛犬に適切なのか、また話し方も具体的に考えていきます。

当然ですが、愛犬は人間の言葉を話すことは出来ませんが理解することはある程度は可能です。理解できるといっても言葉の意味ではなく、飼い主さんが発する言葉(音)に対しての認識が出来るようになってきます。

伝える相手が人間ではなく愛犬であっても『どのように伝わるか』が重要となってきます。皆さんが普段使われる『伏せ』『お手』もそれぞれのを理解し反応を示すようになります。ですので、愛犬との適切な会話では以下に示した7つのポイントが必要になるかと思われます。

この7つのポイントでコミュニケーションもスムーズなり愛犬との距離も徐々に縮まってくるように思われます。

また、『お手』と伝えた時に自らの手を同時に差し出すジェスチャも効果的です。

一般的に愛犬は20~100前後(犬種によっては250~1000)の単語を識別できると言われています。しかしながら、室内犬と屋外犬ではおのずと差が出てきます。その差は室内犬が飼い主さんと過ごす時間が長いのに対して、屋外犬はその時間が短いため適切な会話の時間も食事や散歩などに限られてしまい、触れ合いが少なすぎるためです。

屋外犬も飼い主さんとの適切な会話を望んでいるので、出来る限り話しかけてコミュニケーションをとってあげたいものですね。

今回は室内犬についてのお話です。

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愛犬との意思疎通を図る適切な会話のポイント

愛犬にとってどんな単語が覚えやすく識別しやすいのかその適切な会話のポイントについてみてみると、我が家のコタローは以下のようなものに効果がありました。

1. 短い単語を使う

しつけ、食事、散歩の時など全てに共通して言えることは短い言葉(音)で伝えることででした。

例えば、基本的なしつけで言う『おすわり』『伏せ』『お手』などの場合、愛犬が認識しやすい最短の言葉(音)で伝える『おすわりしてね』とか『おすわりしなさい』や『おすわりしないとダメ』などと余計な音はプラスしない。必要最低限の言葉(音)で会話をしていくと効果が出やすい。

2. ゆっくりと話す

人間もそうですが早口でまくしたてられると、何を言っているのかよく分からないことがあります。人間でもそうなのですから、犬に早口で話しても理解できるはずもありませんよね。ですので、愛犬とはゆっくりと適切な会話をすることが大切になってきます。

3. ハッキリと話す

愛犬は飼い主さんの言っている言葉の意味を理解して行動するのではないので、意味を理解させようとせず、伝えたいことをハッキリと言うことが大切です。

4. 愛情を込めて話す

もともと犬は人間と同じように群社会を作り生活をしていたので、仲間同士でボディーランゲージなど様々な手段を用い会話をしていました。犬が人間と共に生活をするようになった頃(猟犬、牧羊犬、鳥猟犬など)、犬にとって人間は仲間的な存在でした。

ペットとして人間と共に生活をする現在では仲間以上で、家族の一員としての関係を築くことが多くなったように思われます。家族として付き合っていくからには、飼い主さんの愛情は欠かせません。

愛犬は飼い主さんの口調や表情、動作を敏感に察知するので愛情のこもった適切な会話は欠かせません。

5. 同じ意味の言葉を複数使わない

例えば、愛犬を側に呼び寄せるとき『お・い・で』と声かけをしたら『こっちに来て』、『来なさい』、『来て』などと複数の言葉を使わないで『お・い・で』と決めたら『お・い・で』に統一をする。

何故なら、『おいで』、『こっちに来て』、『来なさい』、『来て』は人間とっては同じ意味として理解できますが愛犬は音で判断をするので混乱を招いてしまうことも。ですので、愛犬により早く理解をしてもらうためにも同じ音で繰り返すことがコミュニケーションをとりやすく、愛犬にとっても会話が楽しくなります。

飼い主さんが話しかけた時に愛犬が耳を立て首をかしげる仕草をすることがありますが、これは、いったいどういう音なのかを確認をするときにも見られる仕草です。

6. 言葉の高低、イントネーションを統一する

また、言葉の高低、イントネーションを統一することも愛犬との会話をスムーズにするうえでは欠かせませんね。同じ『おいで』でも高い声や低い声が混在すると愛犬にとっては判断が難しくなってしまいますので、一定の高さで話すのと同時にイントネーションについても変化を付けずに会話を進めることが、理解されやすく愛犬も楽しくなってくるので好循環になる。

7. 上手に出来た時にはすぐ褒める

とにかく褒める。飼い主さんの言っていることを理解し、それを行動に移して出来た時にはすぐに褒めてあげる。人間(2~3歳児)でもそうですが褒められると嬉しくなり、『次も頑張ろう』と気持ちが前向きになります。褒められて気分を害する人(犬)はいませんからね。

少しぐらい時間がかかっても焦ることなく愛犬との会話を続けていきましょう。愛犬も飼い主さんとの楽しい会話を待ち望んでいます。

ここで、上記1~7の会話のポイントを押さえ愛犬コタローとの適切な会話の一例をご紹介。

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食 事

★コタローご飯だよ ★美味しいよ ★残さないでね

食事の時の話しかけ方は飼い主さんによって最初に名前を呼んだり呼ばなかったりと様々だと思いすが、我が家の場合、名前を呼んでから『ご飯だよ』と続けます。

名前を呼ぶことは愛犬とのコミュニケーションの第一歩。しかし『コタロー』と呼んでも自分の名前を言われたという認識はありませんが、それでも『コタロー』という音は分かるので名前を呼び続けることで自分が呼ばれていることを認識するようになってくるようです。

『コタロー』と名前を呼ぶことで自分に何か楽しいことが起きる、遊んでもらえるかもという感覚なのかも。

ですので、『コタローご飯だよ』と言うようにしています。ご飯を用意して食べる前には『美味しいよ』『残さないでね』という会話をして食べてもらいます。残さずきれいに食べた時には褒めてあげます。

会話のポイント:1、4、5、6、7

散歩前

★散歩に行くよ ★行くよ

最初は『散歩にいくよ』と言ってもなにをいっているのかよく理解できないと思いますが、『散歩にいくよ』と声掛けをし屋外に出ることを続けることで、室内とは違う外の新鮮な空気や匂いの他にも、音や様々な刺激を受け楽しく感じることで『散歩』は楽しいものと学習することが出来るので、飼い主さんの言葉に素早く反応するようになってきます。

散歩の時間帯になるとわざわざ『散歩に行くよ』と言わなくても『行くよ』だけでコタローが望んでいる楽しい散歩に行くという事が理解できるようになってきたようです。

会話のポイント:2、3、4

散歩中

★待て ★よし ★ダメ

散歩に出かけると様々なことに遭遇します。嬉しさのあまりリードをグイグイ引っ張ったり、他の愛犬に吠えられたり逆に吠えたり、また街中であれば車の往来があったりと危険なところもあったりします。

そんな時に欠かせないのが愛犬との適切な会話がしっかりできてコミュニケーションをとることが出来るかどうかです。愛犬コタローの場合リードをグイグイ引っ張る時や横断歩道を渡るときには『待て』、引っ張るのを止めた時には『よし』、他の犬に吠えるときや拾い食いをするときには『ダメ』とはっきり伝える。

愛犬にとっての散歩は気分転換が出来、ストレス発散の場でもあるので無理のない範囲で一緒に楽しみたいものです。

会話のポイント:1、3、4、5

散歩後

★足拭くよ ★前足あげて ★後ろ足あげて

楽しい散歩から帰って部屋に入る前には、玄関でコタローの足を拭くのが恒例になっています。毎日のことなので『足拭くよ』と言いながら手を差し出すと左前足を差し出します。必ず左からと決まっています。時々『足拭くよ』と言っても足をあげないことがありますがその時は『前足あげて』と話しかけます。すると、足をあげてくれます。

とは言っても初めから反応してくれた訳ではなく、何度となく話しかけていくうちに『前足あげて』という(音)に反応を示すようになりました。『後ろ足あげて』も同様です。

会話のポイント:1、2、3、5、7

まとめ

愛犬と人間が会話をするなんてチョット不思議な感じもしますが、愛犬は人間の言葉の意味を理解するのではなく飼い主さんが発した言葉の(音)に対して反応しています。ですので、愛犬と会話をする時には適切でなければ伝わりにくくなってしまいます。

家族の一員である愛犬とともに過ごす時間を有意義なものにするためにも、会話はその場面ごとに適切な使い分けをすることで、飼い主さとの距離も近くなり毎日を楽しく過ごすことが出来るのではないでしょうか。

人間社会で生活をしていく上で適切な会話は大切なものひとつ。愛犬との暮らしにおいても全く同様です。

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