散歩時間を気にしたことありますか?!愛犬にとって散歩時間は大事な時間です。

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愛犬と普段何気なく散歩をしているだけで、散歩時間まで気にしされている方はそれほど多くはないと思います。でも、散歩時間って結構大事なことのようです。散歩時間は犬種や愛犬のサイズ(小型犬、中型犬、大型犬)によつて異なりますが、本当にどのくらいの違いがあるのか確認をし、さらに、散歩時間は何が大事なのかについてもみていきます。

それでは、犬種や愛犬のサイズによって散歩時間がどれくらいの違いが出てくるのかを見ていきます。

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散歩時間は、犬種や愛犬のサイズにより異なる

身体が小さく、室内犬であってもそれなりの運動や散歩は必要になります。同じ小型犬であっても全て同じ運動量や散歩時間でOKというわけではありません。そこで小型犬、中型犬、大型犬の順番に犬種による運動量の違いと散歩時間見ていきのます。

小 型 犬

犬 種 回数・散歩時間・距離 運動が必要な理由
運動量少なめ チワワ、マルチーズ、ポメラニアン
シーズー、パグ、キャバリア
ヨークシャテリア

フレンチブルドック
トイマンチェスターテリア
チャイニーズ・クレステッド・ドック
ペキニーズ 等
1日2回
10~30分前後が目安
1~2㎞が目安
愛玩犬として生まれてきたため狩猟犬などとは違い多くの体力、持久力を必要としない
運動量多め ミニチュア・ピンシャー
ボストン・テリア
ミニチュア・シュナウザー
ミニチュア・ダックスフント
シェットランド・シープドッグ

コギー
トイ・プードル

ジャック・ラッセル・テリア
シェットランドシープドッグ 等
1日2回
30~60分前後が目安
3~4㎞が目安
同じ小型犬でも愛玩犬とは異なり元々は狩猟犬、牧羊犬、鳥猟犬などで活躍してきた血を受け継いでいるため。

中 型 犬

犬 種 回数・散歩時間・距離 運動が必要な理由
運動量少なめ ブルドッグ 等 1日2回
10分~20分が目安
距離は愛犬次第
活発に動けるのは幼犬のわずかな時だけです。
運動量多め ボーダーコリー
バゼットハウンド
シベリアン・ハスキー
アメリカン・コッカースパニエル

イングリッシュ・コッカー・スパニエル
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
バゼット・ハウンド
柴犬、甲斐犬、四国犬、北海道犬 等
1日2回
30分~1時間以上が目安
2~4㎞以上が目安
狩猟犬、牧羊犬、牧畜犬、鳥猟犬として活躍していた血を受け継いでいる。犬種によっては日常の散歩のみならずドックランでの遊びも必要。

※中型犬のハッキリとした定義はありませんが一般的には成犬時の体重が20㎏未満を指しているようです。
一般社団法人ジャパンケンネルクラブ(JKC)より

大 型 犬

犬 種 回数・散歩時間・距離 運動が必要な理由

運動量

大型犬には運動量が少なく
済む犬種は見当たらない

ゴールデン・レトリバー
コモンドール
コリー
ダルメシアン
セント・バーナード

グレート・ピレニーズ
ドーベルマン
ラブラドール・レトリバー
秋田犬、土佐犬 等
1日2回
1時間以上が目安
2~4㎞以上が目安
狩猟犬、牧羊犬、牧畜犬、として活躍したいた血を受け継いでいる。

ダルメシアンは馬車の伴走犬

※上記の表は愛犬が散歩をする時のひとつの目安で、その時々の体調などを考慮し回数や時間、距離などは調節していただければと思います。
※大型犬については幼犬と成犬になってらの散歩時間が異なります。上記は成犬になってからの散歩時間です。
幼犬時は30分前後が一つの目安になります。

比べてみて分かる散歩時間、距離の違いについて

小型犬、中型犬、大型犬とも1日の散歩回数は2回というのが一般的のようです。小型犬の愛玩犬を除けば散歩時間もそれぞれに適したものに見えますが、距離を見れば小型犬の方が中型犬や大型犬を上回っているのは不思議な感じがします。(〇㎞~〇㎞の最初の㎞数の部分)

犬のほとんどが昔は人間の手助けをする為の狩猟犬であったり牧羊犬、牧畜犬、鳥猟犬でそこには犬の大小は関係なく体型や体の大きさを活かし活躍をしていた。なので、小型犬だから運動量が少なくて済むと言うことではなく、犬種によってはかなりの運動量で人間の役に立っていた。そのなごりが3~4㎞に表れている可能性がある。

中型犬、大型犬は小型犬に比べると当然ですが体も大きく体重も重い。特に大型犬はある程度の運動量は必要にはなるものの激しすぎる運動や長時間の散歩は関節、心肺への負担が大きくなるためゆっくりと時間をかけることが必要なので、個体差やその時の体調を考えての2~4㎞以上なのかもしれない。

愛犬の散歩時間には何が大事!

愛犬の大きさによる散歩の回数や時間、距離を見てきましたが、これら以外に愛犬との散歩時間に大事なのは飼い主さんが、どうかかわっているかが大事なポイントになります。そのポイントを確認していきます。

散歩時間は飼い主さんとのコミュニケーションが大事

散歩中はとにかく話しかけることを心がけましょう。自宅にいるときは散歩中のシチュエーションはないので散歩中でなければ取れないコミュニケーションが沢山あります。とにかく散歩時間中はどんなことでもいいのでまず、話をすることで徐々にでわありますがコミュニケーションがとれるようになってきます。

例えば、『天気がいいね』『風が気持ちいいね』『にぎやかだね』『子供が沢山いるね』『どこへ行く』などから始まり、立ち止まった時には『どうしたの』ウンチ時には『ゆっくりでいいよ』何か物音がしたときには『大丈夫だよ』など様々なシチュエーションで話しかけてましょう。(知らない人が見ると変な人に思われるかも。でも気にしない)

ここで大事なのは声のトーンです。愛犬達は最初に音に対して反応を示し言葉の意味についてはその後になります。例えば、車のクラクションの音やサイレンの音には即反応を示しているはずです。ですので、話しかけるときの声のトーンは高く、明るい声でコミュニケーションが取れるとより効果的です。
散歩時間中には上記に示した言葉などで、愛犬とのコミュニケーションをとることでより一層深い信頼関係を築くことができると思われます。

散歩時間は愛犬とのアイコンタクトも大事

お家にいるときのアイコンタクトも大切ですが、散歩時間中でもアイコンタクトはとても大事なコミュニケーションツールです。例えば、散歩中に問題行動を起こした時(他の犬に吠え始める、人に飛びつく、飼い主さんの指示に従わない)等ありますが、このようなときには愛犬の名前を優しく笑顔で呼んであげアイコンタクトを取ることで愛犬の気持ちを落ち着かせ、その勢いを弱めることができます。さらに、『幸せホルモン』と呼ばれるオキシトシンが分泌されることも分かっているため、より一層きずなが深まると思います。

ここで一つ心得ておくべきことがあります。決して無理やり飼い主さんから覗き込んだり視線を合わせに行かないことです。それは、犬同士が視線を合わさる場合、相手に対して敵意を示すことが多くありますので、例え飼い主さんであっても無理に視線を合わせに行くのは避けましょう。緊張感が高まり逆効果になってしまいます。

アイコンタクトは躾の基本でもありますので、散歩中にアイコンタクトを活かせるように日頃から楽しみながら頑張りましょう。

アイコンタクトの習得法

1. 愛犬の名前を呼び覚えてもらいましょう
お家で愛犬の名前を呼び自分の名前だと認識してもらう。目と目が合ったらすぐに褒めてあげましょう。そしてご褒美におやつをあげる。ポイントは1回で完結させることが理想です。反応しないからと言って何回も呼ぶことは避けましょう。
2.集中しない時
おやつを手に潜ませ名前を呼びます。呼んでも反応が薄いときは、おやつが手にあることを認識させ名前を呼ぶ。アイコンタクトが取れたら褒めておやつをあげる。上手くいかない場合は、おやつを持っている手に注目をさせその手を顎に近づけ名前を呼ぶ、そこで目が合えば褒めておやつをあげる。顎まで近づけても上手くいかないときは、その手を鼻のあたりまで上げて名前を呼んでみる。
3. どんな状況でも
愛犬がお家でオモチャなどで遊んでいるときや、他の人と遊んでいるときなどでも名前を呼びアイコンタクトが取れるよう頑張りましょう。この時アイコンタクトが取れたらご褒美をあげ、ご褒美の回数を少しずつ減らしていきましょう。
中々上手くいかないこともありますが、根気良く続けることが大切です。愛犬にも得手不得手がありますので飼い主さん頑張って続けていきましょう。

散歩時間は散歩内容も大事

愛犬の散歩には時間と距離が関係してきますが上記の表で示したものは目安であり絶対的なものではありません。大事なのはその内容です。同じ2㎞を30分でただ歩くのと、1時間かけて歩くのでは大きな差があります。同じ2㎞で愛犬がどれだけ満足し楽しむ事が出来ているかが大切になってきます。

2㎞を30分で歩き切る散歩は運動不足解消にはなるかも知れませんが、本来の散歩の目的は達成されていません。散歩本来の目的である社会性を身につけるであったり、愛犬の楽しみである情報収集で脳を活性化することや他の犬や人との出会いなどがあって満足いく散歩になっていきます。ですので、時間、距離などにとらわれることなく、あなたの愛犬にあった散歩を楽しむことが大切になってきます。

まとめ

愛犬の散歩時間はとても大事な時間です。犬種や小型犬、中型犬、大型犬によってさまざまですが、大事なのは犬種や愛犬の大きさではなく愛犬とのコミュニケーションやアイコンタクト、散歩内容が欠かせません。個体差もありますので、あなたの愛犬にあった散歩時間を楽しんでください。

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